業界トップクラスの低ドリフト性能!高精度、低消費、入出力フルスイング、高EMC性能 2回路入りオペアンプ「NL6002」発売
精密計測器ではモニタリング、制御、エネルギー効率の最適化のため、さまざまなセンサーが使われています。より精度の高い計測にはセンサーだけではなく、高精度で信頼性の高いオペアンプの存在が不可欠です。
NL6002は、1.6Vからの低電圧動作、低消費電流15µA/ch Typ.でありながら、入力オフセット電圧150µV max. 、オフセット電圧ドリフト0.9µV/°C max. 、高EMC性能を達成した高精度オペアンプです。
低電圧動作と低消費電流により、バッテリー駆動のセンサーにも適しています。NL6002は高精度なセンサーと組み合わせることで、お客さまの製品の性能と信頼性を向上させます。

NL6002 (EMP-8-AN) (VSP-8-AF)
特⾧
1. リニア動作の低ドリフト技術により、幅広い温度範囲で誤差少なく増幅が可能
NL6002はXtended trimming という、独自のトリミング技術を採用し、低オフセット、低ドリフト特性を実現しています。
この技術により従来のトリミング方式では難しかった0.9µV/°C max. というドリフト性能を達成し、リニア動作のオペアンプで業界トップクラス(※1)の低ドリフト性能を誇り、幅広い温度範囲で誤差少なく増幅が可能です。
グラフ①は従来トリミングとXtended trimmingの温度ドリフトの比較になります。
※1 10月29日 日清紡マイクロデバイス調べ
【グラフ①:従来トリミングとXtended trimmingの比較】

2. 低電圧動作(1.6V~)で入出力Rail-to-Rail
NL6002は低電圧動作かつ低消費電流のため、バッテリー動作の各種センサー向けアプリケーションに最適な特性を備えています。
また、入出力Rail-to-Railであることからバッテリー動作時で電源電圧が限られている場合でも、入力信号を効率的に処理できるため、システム設計の柔軟性を高め、さまざまなアプリケーションに対応することができます。
【グラフ②:従来品比較】

3. 高EMC性能で開発時の手戻りリスク低減、アプリケーションの安定動作に貢献
電磁ノイズは電子部品の動作に悪影響を及ぼし、電子部品の誤動作や故障の原因となります。またノイズ耐性評価で問題が発生すれば、原因解析から始まり、設計変更、さらに搭載部品の選定段階まで手戻りが発生します。
NL6002の高EMC性能は、手戻りリスクの低減やアプリケーションの安定動作に貢献し、産業機器センサーや工場などでの過酷な環境でも安心してお使いいただけます。
【グラフ③:実測値比較】

主な仕様(詳細はデータシートをご参照ください)
(V+ = 3.3V, V− = 0V, 標準値)
- ・ 低入力オフセット電圧 150µV max.
- ・ 低入力オフセット電圧ドリフト 0.9μV/°C max.
- ・ 電源電圧 1.6V to 5.5V
- ・ 入出力フルスイング
- ・ EMI フィルター内蔵 EMIRR = 96dB at f = 1.8GHz
- ・ 低消費電流 15μA/ch
- ・ 低入力バイアス電流 1pA
- ・ CMOS プロセス
- ・ 動作温度 -40°C to 125°C
- ・ パッケージ VSP-8-AF, EMP-8-AN, DFN3030-8-GF(開発中)
NL6002の詳細はこちら
想定アプリケーション
・ バッテリー動作機器
・ 各種センサーアンプ:歪ゲージ、サーモパイル、流量センサーなど
・ フォトダイオードアンプ
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