サイト内検索

業界トップレベルの高アイソレーション~ 5G基地局向け吸収型SPDTスイッチ「NT1819」サンプル配布開始

スマート社会の実現に向けて、5Gサービスが開始されています。これにより、高速、低遅延かつ大容量のデータ通信が可能となり、私たちの生活や産業に大きな変化をもたらし始めています。
5G基地局には多くのアンテナがあり、それぞれが強い電波を送信します。電波の相互干渉を防ぐために送信アンプの歪み補償回路には、非常に高いアイソレーションとOff端子の50Ω終端機能を有するスイッチが必要です。

「NT1819」は、長年蓄積したRFデバイス技術により、5Gで使用しているsub-6帯域で60dB以上の高アイソレーションを実現し、隣接する素子間の干渉を低減させることが可能です。

また、50Ω終端機能を内蔵したことで、インピーダンスの不整合を防ぎます。これらの特性及び機能により、5G通信網の安定性を高め、幅広い用途にご利用いただけます。

パッケージ:QFN3030-16-NA

パッケージ:QFN3030-16-NA

特⾧

高アイソレーション

60dB以上の高アイソレーションにより、5G基地局でDPD※1信号を集約する用途に最適です。 5G基地局向けRFICでは、DPD用端子数が限られているためスイッチを使用して信号を集約する必要があります。

隣接ブロックとの影響による歪み特性劣化等を防ぐため、PC-P1/P2間だけでなくP1-P2間も含めて高いアイソレーションを実現しました。

※1 Digital Pre-Distortion/歪み補償

吸収型50Ω終端内蔵

50Ω終端の吸収型にすることで、スイッチon/offのどちらの状態でもインピーダンスを常に50Ωに保つことができるため、回路の安定動作に貢献します。

7.125GHz対応

5Gの主要周波数帯域である3.3 ~ 5.0 GHz(n77, n78, n79) に加え、6.425~7.125 GHz(n104) を追加されることが検討されています。また5.9~7.125GHzの帯域はWiFiや米国のUnlicensed 帯を使用した通信でも利用されています。
本製品は7.125GHzまで対応していますので、n104帯などの高い帯域を使用する通信方式でご利用いただけます。

使用例:5G基地局 RFブロック図とポート間アイソレーション

主な仕様(詳細はデータシートをご参照ください)

項目 NT1819NAAE2S
パッケージ 3.0 x 3.0 x 0.75 mm
電源電圧 2.5 V to 5.0 V (3.3 V typ.)
動作電流(消費電流) 200 μA Typ.
対応周波数 0.2 GHz to 7.125 GHz
挿入損失 0.70/0.80/0.85/0.90/1.20 dB typ. @ 0.7/3.85/4.7/6.0/7.125 GHz
アイソレーション 70/62/60/55/51 dB typ. (PC-P1/P2)
70/61/60/58/55 dB typ. (P1-P2)
@ 0.7/3.85/4.7/6.0/7.125 GHz
P-0.1dB +31 dBm typ. @ 0.7 to 7.125 GHz
切り替え時間 250 ns typ.
動作温度範囲 -40 to +105°C

NT1819シリーズの詳細はこちら

想定アプリケーション

・ セルラー基地局(マクロセル、スモールセル等)

・ その他無線通信機器

お問い合わせ/お見積り

本製品に関するご質問、お見積りの希望などございましたら、以下ボタンよりお問い合わせください。

メーカー情報Topに戻る

メーカー情報Topへ戻りたい方は、以下をクリックしてください。