
Microchip社 不揮発性FPGA「PolarFire」
Microchip社PolarFireファミリーは、100K~480K ロジック エレメント(LE)の規模を提供しており、コストと消費電力が最適化されたミッドレンジFPGAになります。
同程度の性能を持ったSRAM FPGAより最大50%の消費電力を削減できます。産業用カメラやIoTエッジ・デバイスだけでなく、ネットワーク機器や産業機器といった幅広いアプリケーションに最適です。
PolarFire(ポーラファイア)の特徴

不揮発性プロセスによる低消費電力
- 競合FPGAと比較して最大50%消費電力を削減
- ファンやヒート・シンクなどの余計なBOMコストを削減
12.7Gbpsに最適化した低消費電力トランシーバー
Configuration用ROM不要による省スペース化
- Configuration ROMのBOMコストを削減
- 最小11×11mmパッケージ
強力なソフト・エラー耐性による高信頼性
- 中性子線による影響は未検出

DDR4/DDR3/LPDDR3、LVDSをサポートする1.6 Gbps I/O
- Standard I/OでMIPI CSI-2Tx/Rxをサポート (Rx : 1.5 Gbps/lane)
消費電力比較

グラフを見ると分かるように、競合FPGAと比較してスタティック消費電力が大幅に低く、トランシーバーの消費電力も1/2ほど低くなっています。
結果として、4割~5割ほど消費電力を削減することが可能です。
理由として
・Flashベーステクノロジーによる低消費電力化
・トランシーバーの最適化
が挙げられます。
詳しくは下記関連記事をご参照ください。
https://www.macnica.co.jp/business/semiconductor/articles/microchip/133146/
競合FPGAとの消費電力比較について、下記条件で動作させたときの結果が右のグラフになります。
アプリケーション①:ルーター(ROUTER)
トランシーバー:10 Gbps x 16 lane
ロジックエレメント:220 K
動作周波数:160 MHz
アプリケーション②:リモートラジオユニット(RRU)
トランシーバー:9.8 Gbps x 16 lane
ロジックエレメント:140 K
動作周波数:275 MHz
PolarFireデバイスファミリ―一覧

なお、最新の情報はメーカーページからご確認ください。
https://www.microchip.com/en-us/products/fpgas-and-plds/fpgas/polarfire-fpgas/polarfire-mid-range-fpgas
お問い合わせ
本記事に関してご質問などありましたら、以下より問い合わせください。
Microchip メーカー情報Topへ
Microchipメーカー情報Topページへ戻りたい方は、以下をクリックください。