
製品概要
MachXO5-NXは、次世代ラティスFPGAのプラットフォームである、28 nm FD-SOIプロセスで構成されたFPGAです。
下記の特徴を持つため、ネクサスシリーズ (NXシリーズ)の中では最も産業機器向けの仕様となっております。
FD-SOIプロセスによるソフトエラー耐性強化
安定した連続稼働が求められるような製品では、ソフトエラー(SRAM領域のビット化け)の発生を抑える必要があります。
FD-SOIは、FinFETと比較すると約1/100程度ソフトエラー発生率を下げることができます。
万が一ソフトエラーが発生した場合でも、SEC, SED機能によりソフトエラーを検知・修正することができます。
※ FD-SOIのソフトエラー耐性に関しては、下記オンデマンドセミナーにて詳しく説明がございます。
[オンデマンドセミナー] FD-SOIプロセスを用いたソフトエラー対策 ~Lattice社のネクサスシリーズについて~ <無料>
産業機器への使用を見据えた3.3V I/O多数確保
プロセスの微細化に伴い、近年のロジックデバイスは3.3V I/Oが制限される傾向にあります。
MachXO5-NXは、最大252本もの3.3V I/Oを確保可能なため、各種DRAMやマイコンとのインターフェースで設計の制限を生じることがありません。
特に産業機器においては、多くの3.3V I/Oが必要となるケースが多いため、XO5-NXはそうしたシステムにおいても実装が可能です。
詳細はパッケージラインナップにてご確認ください。
コンフィグレーション用フラッシュメモリー内蔵
外部からコンフィグレーションをおこなう場合は、SPI, I2C, I3Cを用いることも可能ですので、システム構成に応じた設計が可能です。
ユーザーが自由に使えるフラッシュ領域を15Mb確保
MachXO5-NXは、コンフィグ用のフラッシュ領域とは別に、ユーザーが自由に使えるフラッシュ領域(UFM)を用意しています。
15Mbitsとかなり余裕があるため、各種センサー設定値はもちろん、フォルトログなどを大量に保存しておくことで製品出荷後の運用にもご使用できます。
MachXO5-NX 使用例
下図はあくまでも一例のため、実現可否については、本ページ下のお問い合わせボタンからお気軽にご連絡ください。
産業機器向けI/Oユニット
下図は基板上の各種ICの制御・補助を示した例です。
・メインCPU / FPGAをLVDSで接続し、3.3V IOを拡張
・DSPブロックを使用し、メインICの処理負担を低減
・各種センサの制御 / パラメーターとログを管理
・自身のソフトエラーのログを管理

パッケージラインナップ

お問い合わせ / お見積もり
MachXO5-NXは、現在先行サンプルのご提供が可能となっております。
サンプルの購入や、開発に向けた技術相談などは下記からお問い合わせください。