PLD

シーケンス制御を構成するためのCPLDとOn-Chip Oscillatorを内蔵し、任意の電源シーケンスをプログラマブルに作成可能です。また、最大6本のDigital Inputを有し、任意の信号をシーケンスに組み込む事も可能です。

Analog Input

最大12chのアナログ入力が可能です。各入力Portには電圧監視用コンパレーターが接続しています。コンパレーター出力をシーケンスへ組み込む事で、実電圧に基づいたシーケンス作成や、システム動作時の電圧異常監視を行うことが可能です。0V~5.75Vの監視が可能で、コンパレーターには最大368個のトリップポイントを設定可能であり、15-20mV単位の高分解能での監視設定が可能です。

また、1chあたり2個のコンパレーターを有し、ウィンドウでの監視が可能となります（POWER605/POWER607を除く）。なお、規定範囲外電圧（負電圧含む）の監視も外部回路を設置する事でサポートすることが可能です。

Open Drain Output

出力は5VトレラントのOpen Drainとなります。DC/DCコンバーターのEnable Port等に入力することでシーケンス制御が可能です。加えて、最大4chの12VトレラントのOpen Drain出力Portを有し、MOSFETドライブも可能です。（POWER605を除く）

ADC

POWER1220AT8/POWER1014Aシリーズは10bit ADCを実装し、Analog入力値を外部からI2C Interfaceを介してRead可能です。

TRIM Control

POWER1220AT8は8chのトリムアウトプットPortを有します。トリムPortを有するDC/DCコンバータへ接続することで、±1%以下の精度で出力電圧を安定させる事が可能です。Power Manager II [Pac-Power] 内で監視電圧をADCで読み取った上でフィードバックを行うため、安価なDC/DCをご使用しつつも温度下/経年による安定した出力が見込めます。また、出力値は1chあたり4セット保持可能ですので、出荷検査における上下限検査にもお役立て可能です。