XO2シリーズ

製品概要

XO2シリーズはコンフィグレーション用メモリーを内蔵したワンチップFPGAとして幅広い分野で使用されております。コンフィグレーション用メモリーは、10万回書き換え可能なFLASHタイプを採用しており、I2C、SPI経由で基板上でのフィールドアップデートも可能です。

 

また、3.3V単一で動作させることが可能なHCシリーズ、uWオーダーの超低消費電力化を実現することが可能なZEシリーズ、低消費電力化とパフォーマンスの両立が可能なHEシリーズ等、用途に合わせてシリーズも豊富に用意しております。また、I/O部には差動I/F専用のブロックも内蔵されており、小型FPGAながら高速伝送I/Fを得意としており、LVDS、MIPI、Sub-LVDS、等の幅広い分野のインターフェースに対応することが可能です。

搭載しているハードウエアと機能

CFM(コンフィグレーション用FLASHメモリー)

XO2には、コンフィグレーション用のFLASHメモリーが内蔵されております。外付けFLASHの必要が無く、ワンチップで数msオーダーの即時起動を可能にします。また、ホストCPU等からI2C、SPI経由でコンフィグレーションデータをアップデートする(フィールドアップデート)も可能です。

UFM(ユーザーフラッシュメモリー)

XO2にはコンフィグレーション用FLASHメモリーとは別に、ユーザーデータを格納する為のFLASHが内蔵しています。
(XO2-256シリーズには内蔵していません。)
不揮発で格納しておきたいシリアル情報、ログ情報の格納、読み出し等を行うことが可能です。

EBR(Embedded Block RAM)

XO2には、EBRと呼ばれるハードブロックで構成されたメモリーが内蔵されております。容量は240kbitとなり、ユーザーロジック領域を使用することなく、簡単なデータバッファーなどの機能を構成することが可能です。

内部オシレーター

デバイス内部にオシレーターを内蔵しており、2.08~133MHzのクロックを生成することが可能です。そのため、非同期信号の検出や、LED制御等にご使用いただくことが可能です。

ギアロジック

XO2-640Uシリーズ以上のデバイスでは、差動信号向けのギアロックと呼ばれる、シリパラ、パラシリ回路がハードで内蔵しています。1:2, 1:4, 1:7, 1:8のギアロジックが内蔵されているため、様々なプロトコルの差動I/Fに対応することが可能です。これらギアボックスによって、小型デバイスながら、1laneあたり756Mbpsまでの差動I/Fをサポートする事が可能です。

Multi-Voltage I/O

XO2は、異なる電圧の信号を同一のBANKで受信することが可能で、BANK電圧依存でピン数が不足したり、ピンアサインが出来ない等といったケースにおいて非常に便利です。

ヒステリシス機能

XO2にはすべてのI/Oに対して、ヒステリシス機能を搭載しています。I/O毎に設定をプログラマブルに変えられるようになっています。産業機器系のアプリケーション、ノイズの多い環境では特にニーズの高い機能です。

豊富なパッケージラインナップ

XO2では、BGA、WLCSP、TQFP、QFNといった幅広いパッケージラインナップを展開しており、様々な用途で使用が可能です。

XO2パッケージラインナップ

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