LTEモジュールタイプについて(Cat. / NB-IoTとは)
LTE Category (Cat. )とは、LTEモジュールの性能を示す指標です。Cat. の数字が大きいほど、基本的に上り/下りのスループットが高い傾向です。
弊社取り扱いの製品を中心に、LTE の各タイプについて比較表と合わせてご紹介します。
Cat. 4よりも高速なLTE通信環境を導入したい、加えて5Gレベルの通信速度を必要としないケースでは、Cat. 12がおすすめです。
Cat. 12は、LTE-Advancedに対応しております(Cat. 6以降対応)。LTE-Advancedでは、キャリアアグリゲーション(2つの周波数帯で同時に通信)により通信大容量化を実現しています。
Cat. 1よりもデータ通信量は抑えめでも問題ない、加えて端末コストも抑えたいケースでは、LTE Cat. MやNB-IoTタイプがおすすめです。
LTE Cat. Mとは、LPWA(Low Power Wide Area)と呼ばれるIoT向け通信に用いられる規格です。上り/下りのスループットは、0.3Mbps～1Mbps程度ですが、低消費電力かつ端末コストを抑えた長距離通信が可能です。
NB-IoT(Narrow Band IoT)とは、IoT機器向けにRel. 13以降で制定された規格です。約200kHzという狭い帯域幅で通信をおこないます。上り/下りのスループットは20kbps ～250kbps 程度ですので、Cat. M1よりも低速通信ですが低消費電力かつ端末コストもさらに抑えた導入が可能です。
表 LTE各タイプ性能比較 ※CA:キャリアアグリゲーション
Cat. M1/NB-IoT 対応製品
SMT
Cat. 1対応製品
SMT
MPCIe
Cat. 4対応製品
SMT
M.2
MPCIe
Cat. 12(LTE-Advanced)対応製品
M.2
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