

DEVPACKM-RS232 は、テキサスインスツルメンツ社(以下TI)の SensorTag用拡張ボードです。SensorTagで取得した情報を RS232C のシリアル信号に変換して出力する事や外部から RS232Cシリアルのデータを入力することが可能です。
また、電池の持ちを気にするアプリケーションでもUSBからの外部給電*1でSensorTagを動作するためにも使用可能です。
※1USB給電時でもSensorTagに電池は挿入しておく必要があります。
ブロック図

デモイメージ図
SensorTagを活用した環境データ取得
CC2650STK(SensorTag)に搭載されているCC2650はBluetooth Low Energy(以下BLE)やZigBee等のマルチプロトコルに対応したワイヤレスマイコンです。SensorTagに温度、湿度、照度、気圧、加速度など10個のセンサーが搭載されており、標準のデモでBLEを使用したセンサーデータが取得できます。
標準のSensorTagではペリフェラルとして動作しますが、F/Wを開発することによりセントラルとしても動作可能です。セントラル動作のSensorTagとペリフェラル動作のSensorTagを複数台接続すると各SensorTagのセンサーデータを取得できます。
また、セントラル動作のSensorTagにUARTを介したログ出力機能を実装し、DEVPACKM-RS232を使用することで取得したセンサーデータをRS232Cに出力できます。これにより、PCやRS232Cを持つモデム機器など接続し、センサーデータの可視化を実現できます。

製品仕様
RS232Cトランシーバー | MAX3232(TI) |
DCDCコンバーター | TLV62080(TI) |
SensorTag 接続コネクター | LSS-110-01-F-DV-A(SAMTEC) |
クロス・ストレート接続切り替えジャンパー | 4ピンジャンパー |