本記事では、Texas Instruments社の代表マイコンシリーズ、MSP430、MSP432などについて、型番がいくつかありますので特長を紹介します。どれを選べばよいか迷っている方は是非参考にしてください。

2019/01/16:更新



マイコンの選定方法を知りたい方は、下記の記事にまとめておりますので、こちらをご覧ください。
マイコンの選び方

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Texas Instruments社の各マイコンシリーズの特長

製品の特長

低価格! マイコンを始める方にお勧め 16ビット マイコン

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[MSP430シリーズ MSP-EXP430FR2433]
・16ビットRISC MSP430コア
・最大16MHzで動作
・最大15.5KBの低電力強誘電体メモリ(FRAM)搭載

開発環境やサンプルコードも用意されているので、まずはLEDをチカチカさせてみるということから初めてみませんか?FRAMを搭載したマイコンでも安価な製品が出てきましたので、低消費電力が要求されるアプリケーション向けに試してみてはいかがでしょうか?

低消費電力と性能のバランスが取れた 16ビットマイコン

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[MSP430シリーズ MSP-EXP430F5529LP]
・16ビットRISC MSP430コア
・最大25MHzで動作
・USB2.0をサポート

MSP430FR2433よりも少しハイエンドなマイコンが欲しいけど、価格も安いものがよい!という方にお勧めです。

不揮発性×高速アクセスのFRAM内蔵 16ビットマイコン

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[MSP430シリーズ MSP-EXP430FR5969]
・16ビットRISC MSP430コア
・最大16MHzで動作
・Flash/RAM/ROMの領域を自由に設定可能な次世代メモリ“FRAM”を内蔵

FRAMはFlashに比べてはるかに高速なデータ書き込みが可能なため、突然電源が遮断されてもデータを速やかに格納し、電源再投入後迅速に復帰できます。省エネの要求が高いアプリ開発にお勧めです。

使い勝手はMSP430と同じ 32ビットArmマイコン

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[MSP432P4シリーズ MSP-EXP432P401R]
・32ビット Arm Cortex-M4Fコア
・最大48MHzで動作
・開発環境はMSP430マイコンシリーズとも共通で使用可能

最初はMSP430で開発し、その後Armマイコンへ移行したいという方、MSP430よりもさらに性能を上げたい方にお勧めです。

ネットワーク対応可能 32ビットArmマイコン

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[MSP432E4シリーズ MSP-EXP432E401Y]
・32ビット Arm Cortex-M4Fコア
・最大120MHzで動作
・10/100 Ethernet MAC+PHYや、USB2.0をサポート
・オンチップ・データ保護機能とカラーLCDコントローラを搭載

ネットワーク対応センサ・ゲートウェイやヒューマン・マシン・インターフェース(HMI)などのアプリケーションをご開発、ご評価されたい方にお勧めです。

マイコンでモータ制御を検討中の方にお勧め 32ビットマイコン

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[C2000シリーズ LAUNCHXL-F28027F]
・32ビットRISC C28xコア
・最大60MHzで動作
・最大4.6MSPSの高速ADCを内蔵
・手軽にモータ制御の開発が可能なInstaSPIN FOCに対応

モータなど、リアルタイム制御を必要とするアプリケーションを開発、ご評価されたい方にお勧めです。


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