1、概要

前回の記事ではRTKの情報とTaoglasのEL.1Aが届いてからのセットアップ、U-centerを使用しての屋内評価を実施しました。結果としては、GPS/Glonass/Galileo/BeiDou/QZSSの補足までの確認ができました。

今回はRTK機能を使用した精度について評価してみたいと思います。

2、評価結果

試験環境(実施日:2020/10/13 AM 天候:晴れ/曇り)

上図の環境で地面にEL.1Aを配置して実験をしております。

電源起動からU-CENTERの立ち上げ時の画面

屋内との違い

衛星の補足速度:室内では起動時はGPSだけの補足でしたが、屋外では起動したタイミングでGPS/Glonass/Galileo/Beidouを補足することが確認出来ました。

C/N確認室内では30dB以下のものがほとんどでしたが、屋外でのC/Nには35dB以上を確保出来ていることが確認できます。

RTK機能を有効にした時の評価結果

屋内ではFIXED状態への移行がほとんどありませんでしたが、屋外ではすぐにFIXを確認し、測定をすることができました。

最終的に今回の目的である精度を確認した所、下図のように5cm以下に収まっていることが確認できました。サンプル数が少ないかと思いますので、この後に参考データも載せておきます。

ロケーションを変更しての試験

試験環境(実施日:2020/11/10 PM 天候:曇り)

試験場所(イメージ:実際の場所とは異なります)

試験環境の兼ね合いもあるためデータシートの1.4cmは確認出来ませんでしたが、2.5cm以内に収束することが、確認できました。RTK機能がOFFの場合でも75cm以内のため非常に高精度測位結果となっています。

3、まとめ

前回の記事と合わせてEL.1Aの評価を2回に分けて掲載しましたが、EL.1AがGPS/Glonass/Galileo/BeiDou/QZSSを補足できること、RTK機能を実装した時の精度についてもお伝え出来たのではないかと思います。



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