Channel Sounding(チャネルサウンディング)
2024年9月に発表されたBluetooth規格「Bluetooth 6.0」で追加された新機能の一つが「チャネルサウンディング」です。
以前は高精度距離測定(HADM)と呼ばれる技術であり、本技術はPBR(位相ベース測距)、RTT(往復時間ベース測距)を使用して、2つのBLEデバイス間の距離を正確に測定します。
この技術を用いて、次世代のワイヤレスアクセス、近接ソリューションの実現を可能とし、ユーザーの生活をさらに豊かにします。
チャネルサウンディングの詳しい説明は、以下の記事をご参照ください。
デュアルアンテナ評価ボードのメリット
チャネルサウンディングの仕様において、Initiator(イニシエーター)とReflector(リフレクター)間に最大4つのアンテナパスを用いることができます。
必ずしも複数のアンテナを使用する必要はありませんが、複数のアンテナ パスを使用することでチャネルサウンディングの堅牢性と精度が向上します。
具体的なユースケースではタグがバック ポケットに入っている場合や電気的に非常にノイズの多い環境にある場合には複数のアンテナパスが有効に働きます。
シリコン・ラボではチャネルサウンディングの評価に最適な評価ボードをこの度リリースしました。
評価ボード ”xG24-DK2606A”について
概要
この評価ボードは、3.3x3.3cmの小さな基板上にデュアルのPCBアンテナを形成しており、最大 +10 dBm の出力電力、および加速度計を備えた機能満載の USB またはコイン型電池駆動の開発プラットフォームとなっております。また評価ボードが Simplicity Studio を実行しているPCに接続されている場合、チャネルサウンディング・ビジュアライザツールを使用すると、距離測定値をリアルタイムで簡単に表示できます。
レイアウト


参考価格
xG24-DK2606Aのメーカー参考価格は、$79(2025年4月時点)となっています。
購入希望の方は、下記フォームに必要情報を記載の上、「お問い合わせ内容」欄に「xG24-DK2606A購入希望」とご記入ください。
シリコン・ラボの開発環境
シリコン・ラボでは評価ボード・SDK・ビジュアライザー機能も保有した統合開発環境を用意しており包括的にお客様の開発をサポートしております。
