CMOSイメージセンサーを今すぐ評価してみよう!

はじめに

CMOSイメージセンサーを検討するさいに、実際に実機を使用してCMOSイメージセンサーの特性や画質を評価してみたいと思われる方が多いと思います。しかしながら、評価環境を構築することにハードルを感じる方も多くいるのではないでしょうか。

オンセミ社では、このような悩みを解消するスムーズな評価環境を提供しています。これから、紹介する評価環境、評価ソフトウェアを準備するだけで、オンセミ社の様々なCMOSイメージセンサーをいますぐに評価できます。

準備する環境

まず初めに、CMOSイメージセンサーを評価するために準備する環境について紹介します。
準備する環境は下記のみです。

DEMO3 Baseboard: *USB3.0ケーブル付属
     共通基板のベースボード(USB3.0ケーブルを使用してPCと接続)

ISP(Image Signal Processor、画像処理チップ) Headboard (オプション) :
    
ISP製品の場合、DEMO3とセンサーHeadboard間に接続

・イメージセンサー HeadboardHB):
      各種センサーごとに用意されているヘッドボード

DEMO3 Baseboardはすべてのセンサーを評価するさいに、共通して使用が可能なボードです。
このボードに共通のコネクターでドッキング可能な各種CMOSイメージセンサー、ISPが実装されたHeadboardを接続し使用します。検討しているCMOSイメージセンサーHeadboardを準備することで、すぐに評価できます。

評価環境
iPhone SEと比較しても小型サイズ

評価用ソフトウェア(DevWareX)について

続いて、オンセミ社CMOSイメージセンサーの評価用ソフトウェア(DevWareX)について、紹介します。
DevWareXは自身のPCにインストールし、評価ボードとUSBケーブル接続して使用します。DevWareXでは、イメージセンサーの画質の評価、センサー特性(Noise等)、レジスタ設定、設定ファイルの作成が可能です。
下図はDevWareXの画面です。

DevWareXソフトウェア画面


Info Windowは、センサー型番、I/F情報、動作温度条件、動作クロック、出力SizeFrame-rateなどの確認が可能です。
また、レジスタWindowでは、各レジスタの詳細確認、レジスタの設定/変更が可能です。画質を確認しながら任意の設定をおこない、スムーズな評価が可能です。

Image Sensor Control

続いて、Control Tabに用意されているImage Sensor Controlの紹介です。
ここではイメージセンサーの各種調整(露光時間設定、Gainの設置など)をGUI上で設定することができます。
下図は、露光時間の設定画面です。シャッタースピードやGainの設定をGUI上で任意に設定/変更できます。

その他、便利な機能として、画像のキャプチャーや動画の保存、Watch機能(変動するレジスタ値をリアルタイムで表示)や、Log機能も用意しています。

画面のキャプチャー

画面のキャプチャーは、右図 “Image Save Options” を選択することで保存可能です。保存データとして、未加工データ(RAW/PNGなど)、表示されている画像データ、キャプチャー時のレジスタ情報などを保存することが可能です。

Log機能

続いて、Log機能の紹介です。
この機能を使用することでSensor Controlで設定/変更をおこなったレジスタ値を保存することができます。
例えば、Sensor ControlExposure設定項目で、Gainを変更した場合、右図のようにどのレジスタに対してアクセス/変更されたかのレジスタ情報をLog値として保存することができます。

保存方法

保存方法は、下図 “Save to Ini..” をクリックすることで 設定ファイル(.ini)として保存できます。作成したiniファイルを使用して作成したレジスタ設定情報を元にセンサーを起動することができます。

Graph機能

その他に、センサーの出力値をリアルタイムで目視可能な Graph機能も搭載されていて、Intensity(強度)やNoiseを評価することもできます。

Intensity(強度)画面
Noise評価画面

さいごに

オンセミ社 イメージセンサー 評価ソフトウェア(DevWareX)を使用することで、イメージセンサーの評価、設定ファイルの作成まで容易におこなうことができます。

お問い合わせ

評価ボードの購入検討、イメージセンサーの検討のお客様は、ぜひお問い合わせください。

*センサーのセットアップに必要な評価用ソフトウェアはNDA の対象ソフトです。そのため、評価ボードの購入前に、オンセミ社とお客様の2社間 NDA を締結する必要があります。

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