Bluetooth®5認定SoC、RSL10の特長を紹介!

RSL10は、ウェアラブル機器とIoT向けに設計されたマルチプロトコルBluetooth®5認定System-on-Chip(SoC)です。業界最小の消費電力を提供するRSL10は、バッテリーの寿命を延ばし、高度なワイヤレス機能を実現します。
そのRSL10の4つの特長について解説します。


  • 業界最小の消費電力
  • 高い柔軟性
  • 車載対応型番やアンテナ内蔵品を用意
  • 評価キットが充実

業界最小の消費電力

RSL10は送信および受信時の消費電力と、スリープ電力がとても小さな点が特長です。

Tx(送信)時には約11.1mW [Peak Tx Current(0dBm)=8.9mA (1.25V VBAT)]、
Rx(受信)時には約7mW [Peak Rx Current=5.6mA (1.25V VBAT)]。

スリープモード時は62.5nWです。

以下の図は、各社のBluetooth LE SoC製品との消費電力比較ですが、グラフの左下に向かうほど、また円が小さいほど、低消費電力の製品ということを表しています。

[fig.1:縦軸=Tx消費電力、横軸=Rx消費電力、円サイズ=ディープスリープモード時の電力]

 

また以下の図のとおり、EEMBC ULPMarkにて1090ポイントで1位を獲得し、業界トップクラスの低い消費電力です。

 

EEMBC ULPMark

高い柔軟性

RSL10は、さまざまな無線プロトコルに柔軟に対応可能で、2.4 GHzの無線周波数フロントエンド(RFFE)および2 MbpsのデータレートをサポートするBluetooth 5認定ベースバンドコントローラーを備えています。

また処理能力向上と柔軟性のため、LPDSP32とARM Cortex-M3を内蔵しています。 

1.1V~3.3Vの電源電圧に対応しており、メッシュネットワークにも対応した製品です。

さらにFirmware Over The Air(FOTA)によるアップデートに対応しているため、RSL10のファームウェアのアップデート時にコネクターなどをつなぐ必要はありません。

 

車載対応型番やアンテナ内蔵品を用意

RSL10は車載対応型番NCV-RSL-10を用意しています。QFN48(Wettable Flank-Plated QFN)パッケージで、AEC-Q100 Grade2およびPPAPに対応しています。

またアンテナを内蔵したSIPパッケージの製品、RSL10 SIPも用意してあります。

RSL-10 SIPについては、MIC(日本技適認証)取得済の製品のため、お客様のほうで再度取得する必要はありません。

RSL10の製品分類は以下の図のとおりです。

 

評価キットが充実

RSL10はソフトウェア開発環境(SDK)の提供、Bluetoothプロトコルスタック、サンプルコード、ライブラリー、ドキュメント、メッシュパッケージの提供などが可能です。

また評価ボードについても数種類用意してあります。

左から無線SoC 評価ボード、エナジーハーべスティング Bluetooth LE スイッチ
ソフトウェア開発環境

 

センサー技術を使用したアプリケーションは、ランナーの心拍数を検出するウェアラブル機器から農作物の畑の水分レベルを測定する環境センサーまで数多く存在します。

また、これらの機器のほとんどが小型電池などで動くので、消費電力を最適化することは重要なポイントです。

業界最小の消費電力であるRSL10を使用した設計、および評価にご興味がある方は、ぜひ以下よりお問合せください。

 

アプリケーション例

  • スマートホーム
  • 補聴器
  • スマートロック
  • 車載ネットワークの無線化
  • ハンズフリーフォン
  • 自動運転の人体情報モニタ通信
アプリケーション例

お問い合わせ

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RSL10データシート
RLS10 メーカーサイト

 

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