Bluetooth製品に関する認証に関して、分かりづらい点となるため、3回に分けて説明します。
1回目は認証の種類に関してです。
Bluetoothを管轄するBluetooth SIG (Special Interest Group)がルールを定めています。
Bluetoothに関する認証の種類
No.1がBluetoothモジュールを組込んで最終製品を市場投入されるお客様に必要な申請です。ウェブ上での申請で完結し、テストは不要です。旧称EPL(End Product Listing)登録と呼ばれていたもので、現在は製品登録 (Quallification)という名称になります。
No.2は主にBluetoothモジュールベンダーで行われる認証です。No.1と異なり、サポートするBluetooth Core Versionや機能に応じたテストが必要です。例を挙げると、Microchip社BM83は、Bluetooth 5.0認証済モジュールとなりますが、No.2の認証を取得していることになります。
No.3に関して、No.1で製品登録済のBluetooth製品の販売・流通には認証は不要です。ただし、既に製品登録済の他社製品を、自社ブランドとしてリブランドとして市場投入する場合には、新しく製品登録が必要になりますので、ご注意ください。
No. | 主な対象 | 認証方法 | 正式名称 |
1 | Bluetooth製品を開発されるお客様 | 認証要 (テスト不要) | Qualification Process with No Required Testing |
2 | Bluetoothチップ・モジュールベンダ | 認証 (テスト要) | Qualification Process with Required Testing |
3 | 販売会社・代理店 | 認証不要 | ー |
※本記事は、2021年2月時点での情報に基づいており、最新情報はBluetooth SIGウェブページでご確認をお願いします。
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