こんにちは、もつ です。
正式に配属が決まり、一人前のエンジニアになれるよう日々頑張っております。
実際にお客様から良く問い合わせがある質問を課題として取り組んでいます。
そんな中で見つけた、便利な機能を紹介したいと思います。
その機能とは、Quartus® II でコンパイルした際に出る warning message 等を表示させないというものです。
すでに、確認済みのメッセージなどが何度も表示されると煩わしいと思う方もいると思います。
そのような方は、必見です!
早速、やり方を説明いたします。
1. コンパイル
まずは、コンパイルを実行します。
コンパイルについては、
・ 『Quartus® Prime にはコンパイル時間を短縮させる こんな方法があった』
などの記事で解説しています。コンパイルについて、知りたい方は是非ご覧ください。
2. メッセージを非表示
コンパイル後に、Message Window に表示されるメッセージの中から、消したいメッセージを選択し、右クリックします。
Suppress ⇒ Suppress Message で選択したメッセージを非表示にすることができます。
(選択したメッセージは、プロジェクト・フォルダー内に、自動で .srf ファイルとして保存されます)
3. メッセージの管理
Message Window 内の任意の箇所を右クリックし、Suppress ⇒ Message Suppression Manager で、非表示にしたメッセージ等のリストが確認できます(下図)。
Export Rules ボタンをクリックすると、設定したメッセージの表示ルールがまとまったルールファイル(.srf)が出力されます。
他のプロジェクトでもルールを適用する場合は、該当するプロジェクトで Message Suppression Manager を開き、Import Rules ボタンをクリックすることで、このルールファイルを取り込むことが可能です。
また、メッセージを選択後、一番左の Delete ボタンを押すことで、非表示にしたメッセージを再度表示させることができます。
まとめ
- 表示不要の warning メッセージを簡単に非表示にでき、ルールファイルとして保存が可能。
- ルールファイル(.srf)は、他のプロジェクトでも適用が可能。