1. 従来の低コストFPGAと比較して最大50%の消費電力

前世代のCyclone® V FPGAと比較しスタティック消費電力が最大50%まで削減可能です。そのため、従来のバッテリーアプリケーションなどの動作時間延長に貢献します。

2. 使いやすい6,000LEのロジック容量から

Cyclone® 10 LP FPGAのロジック容量は6,000〜120,000LE（ロジック・エレメント）です。ASICのゲート換算でいくと数万〜約140万ゲート相当です。

3. 最大3.8Mbitの内部メモリを搭載

Cyclone® 10 LP FPGAは専用の内部メモリを搭載しています。そのためFPGA内部でデュアルポートRAM、FIFOメモリ、バッファメモリ、ROMといったメモリ構成を自由に作成することができます。

4. 4層基板でも実装可能なEQFPパッケージ

競合他社含めて、最新のFPGAデバイスのパッケージはBGAが多数を占めます。しかし、Cyclone® 10 LP はEQFPパッケージも選択することができます。

EQFPパッケージは4層基板でも実装可能なため、製品全体のコストをさげることができます。

5. デジタルフィルタを搭載可能

Cyclone® 10 LPにはDSP ブロックを搭載しています。DSPブロックを利用することでFIRフィルタ、IIRフィルタを構成することができます。

そのため、従来のアナログフィルタからの置き換え可能で、製品のコスト低減、品質向上に貢献します。

Cyclone® 10 LPは以下のような用途に最適で、幅広いアプリケーションへの応用が可能です。

• ホストCPUのI/O拡張
• インターフェースブリッジ
• センサ・データの後段処理
• 産業用モータ制御

1. Cyclone® 10 LPのデザイン設計

この評価キットには25,000LE（ロジック・エレメント）が搭載した "10CL025YU256I7G" デバイスが搭載しています。

このデバイスを使ったデザインの開発と評価を行うことができます。

2. PMODインターフェースを使った拡張評価

PMOD とは、Digilent社が提供する評価ボードの拡張が行えるI/Oインターフェイスのことです。

12pinの拡張ボードを評価ボードに接続することで評価を行えます。

拡張ボードにはセンサモジュール、Bluetooth 開発モジュールなどがあり、Cyclone® 10 LP 評価ボードにPOMDインターフェイスを利用して簡単に拡張評価を行うことができます。

拡張ボードはDigilent社のWebサイトで確認することができます。

3. Arduino インターフェースを使った拡張評価

Cyclone® 10 LP 評価ボードにはArduino UNO R3のインターフェースに対応しています。

そのため、Arduino UNO R3 互換シールドのボードを利用して簡単に評価ボードを拡張することができます。

4. イーサネットの評価

Cyclone® 10 LP 評価ボードにはイーサネットPHYとRJ45のコネクタを搭載しています。Cyclone® 10 LPとはRGMII インターフェイスを通してPHYとつながっています。

そのため、Cyclone® 10 LP FPGAを利用したイーサネットの評価も可能です。

5. 消費電力のモニタリング・測定が可能

評価ボードには電力モニタ回路とPower Monitorアプリケーションが含まれています。そのためCyclone® 10 LPの消費電力の測定が行うことができます。

6. PCB回路図とデザインファイルをベースに量産品の設計が可能

Cyclone® 10 LP 評価キットにはPCB回路図、デザインファイル、BOMリストなどが含まれています。
そのため、レイアウト、回路図をベースに開発を行う事で開発期間の短縮が可能です。

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