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昨今、顔認証システムは個人の顔を認証に使うため、防犯性が高い認証方法として一般的になりつつあり、そのシステムは主に下記の2つ(※課題)に分けられます。


・Android端末などの完成された機器:(※完成された製品がゆえに任意のカスタマイズができない)

・大規模なシステム・インテグレート(SI)が必要なシステム:(※大規模ゆえ、費用が嵩い)

今回ご紹介する Cyberlink FaceMe® Security は、IPカメラを利用したパッケージ製品でありながら、Webブラウザー・ベースで顔認証システムのカスタマイズが可能です。

ここでは同システムを使い、登録情報に基づき人物を認識、認証した結果のリアルタイム通知をデモを交えて事例をご紹介します。


【デモ条件】

・3つの区分登録〈VIP・Blocklist・未登録者〉をリアルタイム通知する

「FaceMe® Security」「Node-RED」を使用

image_demo

映っている人の顔を認識し、登録状況(「VIP」や「未登録者」)によりパトライトを点灯させるモです。途中に表示されるコードは、登録状況を示すgroup_idの値に応じてパトライトに送られる点灯色の命令を示しています。

活用シーン

今回のデモでは不審者検知を例に紹介していますが、店舗来店者、企業の勤怠、介護施設の入退室など、認識したデータの使用方法を工夫することにより、防犯・マーケティングへの活用が可能です。

「FaceMe® Security」における開発者API

FaceMe® Security は Milestone、Network Optix Nx Witness、VIVOTEK VAST2などの主要なVMS(映像管理システム)に対応し、リアルタイムで通知するAPIを備えています。

それでは、主な流れに沿って実証をご紹介します。


 

①イベント通知APIの設定

 ローカルホストのNode-REDのデフォルトである1880番のポートを指定します。

②メッセージの通知の設定・カスタマイズ

– 通知メッセージはJSON(下記)のフォーマットとなります。

– Node-REDでhttp in ノードを追加することで、FaceMe Securityの通知メッセージを受信することができます。

カメラを検知/認識した通知メッセージ

Node-Redのデバッグメッセージで、JSONの通知メッセージを確認できます

③外部連携:TEAMSへのメッセージ受信設定

 – TEAMS のメッセージフォーマット「text:{テキストデータ}」に整形し、http requestノードでTEAMSのIncoming webhookのURLを指定します。

–  カメラで顔を認識すると、リアルタイムにTEAMSへメッセージが通知されます。

http requestノード

実際の受信イメージ

本記事では、IPカメラシステム向けに最適化された顔認証システム FaceMe® Securityについてご紹介をしましたが、いかがでしたでしょうか?

本製品についてもっと知りたい!という方は、もう少し詳細を解説した資料がありますので、以下からダウンロードください。

資料ダウンロード

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