組込み機器に最適!高精度顔認証ソフトウェア

広がる顔認証システムの活用:マスク着用時の顔認識まで

今では身近になってきている顔認証ですが、以前は人物の顔を特定するなど用途が限定的でした。

 

しかし、現在は顔認証システムを応用した顧客データ分析、デジタルサイネージ、勤怠管理、ATM/モバイルバンキングの生体認証、駐車場やロッカーキーなど様々な場面で使用されています。さらに、これらの機能を組み込み機器/エッジデバイスで実現したいというニーズが多くなってきています。また最近では、アフターコロナ・ウィズコロナの対策として、マスク検出・マスク着用時の顔認識に関するお問い合わせも増えてきています。

 

そこでこの記事では、組み込み機器での顔認証システム構築に最適なハードウェアと顔認証ソフトウェアについてふれたあと、マスク検出・マスク着用時の顔認識の事例を動画交えて紹介しますので、ぜひご覧ください。

組み込み機器での顔認証に最適なハードウェア

組み込み機器は用途にもよりますが、高速な処理を低消費電力で実現できることが求められることが多いと思います。このような要求に応えることができる最適な製品として、IEI Integration の製品があります。

 

IEI Integration では、お客様の組む込み機器への要求に対して、 インテル® Movidius™ 及び FPGA のディープラーニングアクセラレーターやゲートウェイ端末を提供しています。

 

IEI Integration の詳細はこちらをご確認ください。

高精度な AI 顔認識エンジン FaceMe® 

サイバーリンク社の FaceMe® はエッジデバイスなど組込み機器向けの AI 顔認証ソフトウェアです。高精度な顔認証機能をモバイル・組込みデバイス・IoT・サーバーなどに対して追加することが可能です。

 

ここからは FaceMe® について、特徴やメリットを紹介します。

高認識精度と安全性を備えた AI 顔認識エンジン

高認識精度と安全性を備えた AI 顔認識エンジン

サイバーリンク社のディープラーニングによる高度な AI テクノロジーを採用した顔認識エンジンFaceMe®は、アメリカ国立標準技術研究所(NIST)の顔認証技術ベンチマークテスト(VISA、WILD テスト)で世界の上位にランクしています。

FaceMe® は世界トップクラスの顔認証のスピードや精度、さらには最大60度までの顔の傾きがあっても顔を認識をすることができます。

また、写真や画像などによるなりすましへの対策として、なりすまし防止バイオメトリクス認証技術を複数組み合わせることにより、より安全な生体認証環境を実現します。
FaceMe® はスマートフォンやタブレット内蔵の 2D カメラだけでなく、インテル® RealSense™ のような 3D カメラによるなりすまし防止にも対応しています。

エッジ IoT からクラウドサーバーまで柔軟に対応

ドアセキュリティシステム、デジタルサイネージ、キオスク端末、POS システムなどのデバイスやIPカメラで検出を行い、クラウド上のサーバーで集計するなど、複数のOS・デバイスが同居するような複雑なシステムも容易に構築することが可能です。

 

FaceMe® 活用例 FaceMe® 活用例
FaceMe® 活用例 FaceMe® 活用例
FaceMe® 活用例 FaceMe® 活用例
使用例

FaceMe®の製品群

FaceMe®は以下の3種類の製品群を提供しています

FaceMe® SDK

FaceMe® Security

FaceMe® Platform

開発言語

C/C++/Java/Python

開発言語不要

(オプションでHTTP APIに対応)

Web APIプログラミング対応

主なOS

Windows x64

Ubuntu x64

Ubuntu ARM64

Android ARM64

Jetson Jetpack

Windows x64

Windows x64

実装タイプ

Edge & Server

Server

Server

主な対象者

組み込みエンジニア

エンドユーザー

システムインテグレーター

システムインテグレーター

FaceMe®SDK

幅広い IoT ソリューションに統合することができ、ハイエンドなワークステーションはもちろん、IoT デバイスで一般的に使用されるような低電力チップセットまで、多くのハードウェア構成で実行できるように最適化されています。そして、各種OS (Windows、Linux、Android、iOS)  との互換性があります。

FaceMe®Security

スマート監視システムのために開発された、PC、ワークステーション、サーバー、VMS (ビデオマネージメントシステム)上で実行可能な顔認証ソリューションです。

マスクを着用した状態での顔認証に対応しており、カメラ映像から個人の顔を検出し、データベース上のプロファイルと照合することで個人を識別できます。また、検温スクリーニングや、マスクを適切に着用していない人の検出を行い、セキュリティ担当者などにリアルタイムでアラートを送信することができます。

FaceMe®Platform

WebベースのAPIサービスです。オフィスの出退勤管理、小売り店舗の訪問者分析、ホテルのセルフチェックインサービスなど、さまざまな用途で顔認証アプリケーションを開発するために必要となる重要な機能を提供しています。

マスク検出・マスク着用時の顔認識

アフターコロナ・ウィズコロナの対策として、さまざまな場面でマスクの着用が必要となり、マスク着用の有無や着用時の顔認識に関する需要が伸びていますが、FaceMe® のAI顔認識ソフトウェアを活用することで、マスク着用の有無、着用時の顔認識をすることができます。

 

以下の動画では、マスク着用の有無、着用時の顔認識の様子を2分間で紹介していますので、ぜひご覧ください。

FaceMe®の動作事例を今後公開予定

参考情報

資料ダウンロード

本記事では、エッジでの顔認証システム構築に最適なハードウェアと顔認証ソフトウェアについてご紹介をしましたが、いかがでしたでしょうか?

本製品についてもっと知りたい!という方は、もう少し詳細を解説した資料がございますので、以下からダウンロードください。

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