LTC7821 の特長
LTC7821はアナログ・デバイセズ社が提供する高効率なDC/DCコンバーターです。LTC7821は10V~72V(絶対最大定格 80V)の広い入力電圧で動作し、外付け部品で数十アンペアの電流と、0.9V~33.5V の出力電圧をコントロールできます。LTC7821は、スイッチド・キャパシター回路と降圧同期コントローラーを統合した業界初の『ハイブリッド降圧同期コントローラー』です。
以下の3つの大きな特長があります。
1. アナログ・デバイセズ独自のソフトスイッチ機能搭載
ソフトスイッチングにより、EMI とMOSFET の負担を軽減できます。
2. わずか5mm×5mmのQFNパッケージ、小型で省スペース
中間バス電源として実装する為に自由度のある小型パッケージです。
3. 他にはない240Wクラスで高効率97%
240Wの絶縁電源を非絶縁化による小型ソリューションの検討に最適です。
基板上の実装面積を最大 50%に小型化
通常、48Vから、基板で使われる1.2Vや3.3Vなどに降圧するには、一旦5~12Vなどの中間電位に降圧してから、1.2Vや3.3Vに降圧するという2段階の手順が必要なため、どうしても基板サイズが大きくなる傾向にありました。
しかしLTC7821では、スイッチドキャパシター回路と降圧同期コントローラーを一つに統合した『ハイブリッド降圧同期コントローラー』で、中間電位への降圧と1.2Vや3.3Vなどへの降圧を一つの回路でできるので、実装面積を50%削減することができます。
電源高圧48Vから12V/20Aで高効率(97%)を実現
独自の『ハイブリッド降圧同期コントローラー』により、効率を損なうことなくスイッチング周波数を3倍以上に高めたことで実現しています。
高効率化は電力損失を抑えることのみならず、電力損失による発熱も抑えられるため、周辺回路への影響も少なくできるメリットがあります。
さらに、スイッチング周波数を高くすることで、周辺部品のコンデンサーやインダクタンスも小型化できるので、より一層の省スペース化が見込めます。
並列接続で高出力の用途に対応
複数のLTC7821を並列に接続して多相構成で動作させることができ、出力電流を倍増させることができます。これにより高出力のアプリケーションにおいても対応できます。
アプリケーション例
- 中間バス・コンバーター
- 高電流電力供給システム
- テレコム(遠距離通信)、データ通信、ストレージ向け各種システム
- 48V 自動車システム
製品概要
型 名 | LTC7821 |
スペック |
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