Silicon Labs EFM32:フラッシュメモリに書かれたデータを取り出すことはできますか?
EFx32
Simplicity Studioでは実現できませんが、SEGGER J-Link commanderを使用することで、フラッシュメモリに書かれたデータを取り出すことができます。J-LinkはEFM32スターターキットに実装されているSEGGER社のエミュレータです。
コマンドラインからJLink commander(JLink.exe)を実行し、?と入力してリターンを押せば使用できるコマンド一覧が表示されます。savebinというコマンドを使うことで、データを取り出すことができます。
またSilicon Labs社のSimplicity Commanderを使用してもデータの取り出しが可能です。SimplicityCommanderはSimplicity Studio v3の下記フォルダに格納されているツールです。
- C:\SiliconLabs\SimplicityStudio\v3\SimplicityCommander
このツールはGUIとコマンドラインとで使用ができるのですが、コマンドラインで使用する場合に限りデータ取り出しの機能が使用できます。コマンドにはreadmemを使用します。使用するコマンドは下記のような記述になります。
- Commander readmem --region @mainflash --outfile mainflash.hex
Simplicity Commanderの使用方法(UG162: SimplicityCommander Reference Guide)が同じフォルダに置いてありますので、使い方はこちらをご参照ください。また下記のような記述でヘルプが出ますので、こちらもご参照ください。
- Commander --help
- Commander readmem --help