Silicon Labs EFM32:GPIOのドライブ電流の設定方法について教えてください
GPIOのドライブ電流値の設定には LOWEST, LOW, STANDARD, HIGHの4種類が用意されています。
好きなピンに好きな電流設定を適用できる訳ではなく、ポートごとに指定した電流値(alt. drive strength)とSTANDARDの二者択一になります。例えばPort-AにLOWを設定したとすると、Port-Aに属するGPIOはLOWかSTANDARDのどちからを使用することになります。
alt. drive strengthはGPIO_Px_CTRLで設定しますが、emlibのGPIO_DriveModeSetを使用して簡単に設定して頂くことができます。
ピン設定でモードをPush-pullに設定する場合、MODEn=0b0100:Push-pullとMODEn=0b0101:Push-pull with alt. drive strength の2つの選択肢が用意されています。0b0100:Push-pullを選ぶとSTANDARD設定になり、0b0101:Push-pull with alt. drive strengthを選ぶとGPIO_Px_CTRLで指定したalt. drive strength設定になります。モードはemlibのGPIO_PinModeSetを使用して簡単に設定頂くことができます。

もしSTANDARD以外の設定を2種類以上使用したい場合には、計画的にピン配置を決める必要があります。例えばLOWESTとLOWを使用したい場合であれば、ポートAのalt. drive strengthをLOWESTにして、ポートBのalt. drive strengthをLOWに設定するなど。
なお、デバイス全体でのトータル電流の規定がありますので、その範囲内でご使用ください。(最大定格電流値は規定されていますか?)