Silicon Labs EFM32:Device Pinoutに#0や#1などの表記がありますが、どのような意味ですか?
#0や#1などの#<数字>はロケーション・ナンバーで、ペリフェラルをピンに割り当てる際にどの組み合わせ(Location)を使用したかを示しています。
ADCやI2Cなど、ペリフェラルの中にはI/Oピンを使用するものが多数あります。
しかしピン数には限りがありますので、ペリフェラルで使うピンを複数の候補から選択できるような仕組みが用意されています。
下図は、EFM32GG990データシート "Table 4.2. Alternate functionalityoverview"からの抜粋です。(見やすいように順番を加工してあります)

USART0で使用するピンは、US0_CLK, US0_CS, US0_RX,US0_TXの計4本になりますが、Location 0で使用するとPE10,PE11,PE12,PE13の4ピンをセットで使用し、Location 1で使用するとPE4,PE5,PE6,PE7の4ピンをセットで使用することになります。
US0_CLKはLocation 0、US0_CSはLocation 1…のように、異なるLocationでは使用できません。
下図は、EFM32GG990データシート "Table 4.1. Device Pinout"からの抜粋です。(見やすいように順番を加工してあります)

Communicationの列に US0_xx #2と記載ありますが、これはUSART0のLocation 2を示しています。USART0をLocation 2に設定すると、Pin# C10,C11,D10,D11の4ピンが占有されることになります。
なお、#1/2 のような表記は、#1かつ#2 の略です。