スイッチングレギュレータのフィードバック制御方式には、電圧モード、電流モード、ヒステリシス制御の3種類があり、負荷電流の変動に対する過渡応答特性が最も良いのがヒステリシス制御方式です。固定オンタイム制御は大別するとヒステリシス制御方式に含まれますが、一般的なヒステリシス制御方式と違い、出力電圧のリップル下限値のみをコンパレータで比較し、下回ったことを検出しすると一定期間スイッチをONさせます。この様に電圧モード、電流モードとは異なり、出力電圧をエラーアンプを介さずにコンパレータで直接モニタするためフィードバック時間がかからず高速な過渡応答特性が得られるメリットのある制御方式です。