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「グローバル・クロックバッファー」を使用したい場合、他社 FPGA では RTL 記述でインスタンスするのですが、Diamond では固有の指定方法などはありますか?

Diamond

カテゴリー :
ツール : Diamond, Radiant
デバイス : -

Lattice のツールでは、論理合成の結果ファンアウトが大きいクロックから自動的にグローバル・クロックネットに相当する ”プライマリー・クロックネット(Primary Clock Network)" に割り当てられます。クロックバッファーの指定は不要です。配置配線後のプライマリー・クロックネットの確認は "Process Report" 部 "Place & Route" を選択すると表示されるレポート内の "Clock Report" セクションで行います。
ファンアウトが小さいために自動ではプライマリー・クロックネットに割り当てられない場合で、かつ強制的に割り当てたい場合は、以下の手順を参考にしてください。

まずマッピング処理まで実行後 SSV(Spreadsheet View)を立ち上げて "Clock Resource" タブを選択します。リストされている(ツールがクロックとして認識している)信号に対して "Selection" セルで "Primary" 指定し、保存します。その後、配置配線処理まで実行してレポートを確認します。SSV で設定した情報は制約ファイル xxx.lpf に書き出されます。lpf をテキストエディターで編集しても等価です。

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