回路規模が大きくなった場合など、コンフィグレーション・データがコンフィグレーション・メモリー(CFM)に収まらなくなり、UFM領域にオーバーフローすることはありますか? また、その場合はどのようにすればよいでしょうか?
MachXO Series
コンフィグレーション/プログラミング
カテゴリー:-
ツール:Diamond
デバイス:MachXO2, MachXO3
Diamondはビットストリーム・データを独自の手法で圧縮するため、また元々CFM容量が充分なように注意深く設計されていますので、UFMにオーバーフローするケースは極めて稀です。
ロジックと『EBRをROMとして使用(何らかの値で初期化するEBR)』が共に100%に近い使用率だと可能性は大きくなりますが、それだけでオーバーフローするとは限りません。本デバイス・ファミリーは日本でも多様なアプリケーションで極めて多数の採用実績がありますが、これまでにそのような事例が報告されたことはありません。
万が一の場合は、回路規模を減らしたり、EBRの初期化を回路動作的な方法で実現するなどが対策になります。これらが対処できない場合は、外部SPIフラッシュメモリーからのコンフィグレーション方法が唯一の回避策になります。