マイグレーション (Migration) とはどのような機能でしょうか?
Quartus Prime
バーティカル・マイグレーションとは、専用ピン、コンフィギュレーション・ピン、および電源ピンが同じ同一パッケージならばボード上のレイアウトを変更することなく、異なるデバイス間でマイグレーションできることです。
この機能は、試作時のデバイスと量産時のデバイスの規模が異なる場合、非常に有効な手段となります。
(例:試作時はどれ位の回路規模になるか不明確なので大きめのデバイスを選択し、量産時はコストも考慮して規模を小さくする場合)
ただし、デバイス間でピンに差異がある場合や専用ピンを使用したI/F(LVDS、DDR 等)を構成する場合、一部基板に制限があるのでご注意ください。
各デバイスの Device Handbook には、パッケージ、ピン数、及び規模によるマトリックスがあります。
その中に、マイグレーション可能な情報が掲載されておりますので、検索キーワード “Package Options” で検索し、ご参照ください。
この機能を使用するには、Quartus II のプロジェクトでそれぞれのデバイスを登録する必要があります。詳細は、ドキュメントを参照してください。
Quartus® ガイド - デバイス・マイグレーション