MAX 3000A にはロー・パワーで動作させるパワー・セーブ・モードがありますが、どのように設定すれば良いですか?
MAX 3000A デバイスのパワー・セーブ・モードは、開発ツール (Quartus II または MAX+PLUS II) で設定します。
デザイン全体に設定することもできますが、高速動作と低速動作をエンティティごとに個々に設定することにより、高速なファンクションの動作スピードを維持しながら消費電力の低減を実現します。
オプション名は "Turbo Bit" です。
・ Turbo Bit = ON ⇒ ハイ・スピード・モード
・ Turbo Bit = OFF ⇒ ロー・パワー・モード
他にこのオプションをサポートするデバイスは、APEX 20K, APEX 20KC, APEX 20KE, APEX II, MAX 7000AE, MAX 7000B, MAX 7000S です。
設定方法は以下のとおりです。設定後コンパイルを実行してください。
Quartus II の設定
▼ デザイン全体に設定
1. Assignments メニュー ⇒ Settings を選択します。
2. Category から Fitter Settings を選択します。
3. More Settings ボタンをクリックします。
4. Existing option settings 欄内の "Auto Turbo Bit" オプションを選択します。
Setting 項をダブルクリックし、プルダウン・リストより On/Off を選択します。
5. すべての OK ボタンをクリックし、設定を完了します。
▼ 特定のエンティティ (個別) に設定
1. Project Navigator の階層ツリーより目的のエンティティを右クリックで選択し、プルダウン・メニューより
Locate ⇒ Locate in Assignments Editor を選択します。(To 欄にエンティティ名が表示され、
Assignment Editor が起動します。)
2. エンティティ名が表示されているロウの Assignment Name 欄をダブルクリックし、プルダウン・リストか
ら "Turbo Bit" オプションを選択します。
3. 同様に Value 欄をダブル・クリックし、On/Off を選択します。
4. Assignment Editor を保存(File メニュー ⇒ Save)し、設定を完了します。
MAX+PLUS II の設定
▼ デザイン全体に設定
1. Assign メニュー ⇒ Global Project Logic Synthesis を選択します。
2. Define Synthesis Style ボタンをクリックします。
3. Turbo Bit" オプションを On (チェックを入れる) または Off (チェックを外す) に設定します。
4. すべての OK ボタンをクリックし、設定を完了します。
▼ 特定のエンティティ (個別)に設定
1. MAX+plus II メニュー ⇒ Hierarchy Display を選択します。
2. 目的のエンティティを右クリックで選択し、プルダウン・メニューより Assign ⇒ Logic Options を選択し
ます。
3. Individual Logic Options ボタンをクリックし、"Turbo Bit" オプションを On (チェックを入れる) または
Off (チェックを外す) または デフォルト(グレー)に設定します。
4. すべての OK ボタンをクリックし、設定を完了します。