カテゴリー：Tool
ツール：Quartus® Prime
デバイス：-

このワーニングが発生した場合は、Fitter レポートの [I/O Assignment Warnings] の Reason (要因) を確認してください。

◎ "Missing drive strength" の場合
　 Fitter レポート > Resource Section フォルダー > Output Pins または Bidir Pins において、ワーニングに該当するピンの Current Strength 欄の
　 値が 希望している電流値であれば、このワーニングは無視できます。

レポート結果が希望値であり、かつ ワーニングを解消したい場合には、Pin Planner において 各出力ピンまたは各双方向ピンの Current Strength オプションを、[〇mA(default)] ではなく、同じ値で "(default)" の表記が無い [〇mA] に変更してください。

◎ "Missing slew rate" の場合　
　 Fitter レポート > Resource Section フォルダー > Output Pins または Bidir Pins において、ワーニングに該当するピンの Slew Rate 欄の
　 値が 希望している設定値であれば、このワーニングは無視できます。

レポート結果が希望値であり、かつ ワーニングを解消したい場合には、Pin Planner において 各出力ピンまたは双方向ピンの Slew Rate オプションを、[”数字"(default)] ではなく、同じ値で "(default)" の表記が無い [”数字"] に変更してください。

◎ "Missing drive strength and slew rate" の場合
　 Fitter レポート > Resource Section フォルダー > Output Pins または Bidir Pins において、ワーニングに該当するピンの 
　 Current Strength 欄、および Slew Rate 欄の値が希望している設定値であれば、このワーニングは無視できます。
　 レポート結果が希望値であり、かつ ワーニングを解消したい場合には、上記2点 (Missing drive strength の場合/Missing slew rate の場合)
　 をご覧ください。

◎ "Incomplete set of assignments" の場合
　 Fitter レポート > Resource Section フォルダー > Input Pins / Output Pins / Bidir Pins において、ワーニングに該当するピンの I/O Standard 欄
　 の値が 希望している設定値であれば、このワーニングは無視できます。
　 レポート結果が希望値であり、かつ ワーニングを解消したい場合には、プロジェクトの制約ファイル (*.qsf) に I/O 規格の制約 (全体設定) が正しく
　 記録されていない可能性がありますので、以下のフローに従い I/O 規格の情報を更新してください。

　　(1)　Quartus® Prime 上の Assignments メニュー > Device > Device and Pin Options をクリックし
　 　　 　Category から "Voltage" を選択します。

　　(2)　画面右下付近にある [Reset] ボタンをクリックします。
　　　　 ※ 設定したい規格値が Reset ボタン押下後と異なる場合は、プルダウンから選択し直してください。

　　(3)　すべてのダイアログボックスを [OK] ボタンで閉じます。