Intel:Arria® 10 で Multiply Accumulateを実装するには Native Floating point DSPと Floating Point IP のどちらを使えば良いですか?
Arria
DSP/Filter
カテゴリ:DSP
ツール:Quartus® Prime
デバイス:Arria® 10
Multiply Accumulate(積和演算)についてはどちらも対応モードが用意されていますので、IP の設定によってはどちらも同じ結果となる場合もあります。
それぞれ下記の様な違いがあります。
[Arria 10 Native Floating Point DSP IP]
- DSP ブロック1個の実装に特化(リソースは DSP block 1個前提で ALM にならない)、単精度浮動小数点数のみ対応
- Hardware Floating Point DSP ブロックの細かな設定を調整可能
- 大規模な Multiply Accumulate 計算を一部並列化する計算エンジンをユーザーが HDL 設計する素材として利用可能
[Floating Point IP (ALTERA_FP_FUNCTIONS)]
- V シリーズ等の他ファミリにも対応、倍精度浮動小数点数や他の精度にも対応
- DSP ブロックを使用しない結果となる(不使用を指定する)場合がある