半導体、ネットワーク、サイバーセキュリティ、AI/IoTにおけるトータルサービス/ソリューション・プロバイダーの株式会社マクニカ（以下マクニカ、本社所在地：神奈川県横浜市、代表取締役社長：原 一将、資本金111億94百万円）クラビス カンパニーは、この度、LIPS Corporation（以下LIPS（リップス）、本社所在地：2F, 100, Ruiguang Rd, Neihu District, Taipei, Taiwan, R.O.C.、CEO：Luke Liu）と、日本国内における代理店契約を締結し、同社の3Dカメラ及び最適化されたAI画像解析ソフトウェアの提供を開始いたします。

　新型コロナウイルスの流行拡大により企業の経営環境は一変しました。事業活動を継続するためにはお客様や従業員がサービスや施設を安全・安心に利用できるよう、厚生労働省の「新しい生活様式」や東京都の「東京都感染拡大防止ガイドブック」などへ対応した環境作りと運用が必要とされています。しかしながら、感染予防措置を講じつつ限られた人員でこれらのガイドラインを遵守するのは容易ではありません。 

　このような状況に対応するため、各社よりカメラ映像をAIで解析することによって感染リスクが高い状態を検知・通知するソリューションが提供されています。一方で、カメラ映像を用いたソリューションは常にプライバシーの問題や十分な照度が必要となるなどの利用環境を考慮しなければならないという課題があります。

　LIPSのソリューションは、3D TOF技術（Time of Flight）とAI技術の活用によりこれらの課題を解決いたします。3D TOFカメラは通常のカメラとは異なり座標情報として対象物を認識するため映像そのものを取得することはなく、利用者のプライバシーを保護することが可能です。また、光源に赤外光を用いることにより暗い環境でも問題なく情報を取得することが可能となります。

これらのLIPS 3D TOF製品の特長を活かし、下記のアプリケーションへ応用できます。

1. ソーシャルディスタンスの検知
2. 人数カウントによる店舗の混雑検知
3. ジェスチャセンシングによる非接触の機器操作
4. カメラで検知できない暗い場所での活用
5. 顔認証による非接触での認証ゲート

　LIPSでは、3D TOFカメラに最適化されたAI画像解析ソフトウェアをパッケージで提供することによりお客様の開発期間を大幅に削減し、市場への製品投入を短期間で実現することが可能です。また、ステレオカメラ方式の製品とそれに対応したソフトウェアの提供も行っておりますので、お客様の利用環境に合わせた最適なソリューション提案が可能です。

　マクニカでは、長年にわたる技術商社としてのハードウェア及びソフトウェアに関する深い知見を活かし、LIPS社製品の提供とそれをお客様に活用いただくためのサポートを通してお客様の課題解決に貢献いたします。

　詳細については、マクニカウェブサイトのLIPS専用ページをご覧ください。
　https://www.macnica.co.jp/business/semiconductor/manufacturers/lips_corporation/