半導体、ネットワーク、サイバーセキュリティ、AI/IoTにおけるトータルサービス/ソリューション・プロバイダーの株式会社マクニカ(以下マクニカ、本社所在地:横浜市港北区新横浜1-6-3、代表取締役社長:原 一将、資本金111億94百万円)は、この度、「ロボティクスで、世界をユカイに。」を掲げ、数多くのロボットやIoTプロダクトを企画・開発するユカイ工学株式会社(以下ユカイ工学、本社所在地:東京都新宿区富久町16-11、代表:青木俊介)と協業し、ユカイ工学の「ユカイな生きものロボットキット」を無線で操作できる「ココロキット」の開発において技術協力を行いました。

 マクニカは、これまで、半導体、ネットワーク業界のB to B分野で長年培ってきた電子機器・情報通信業界とのワールドワイドでの幅広いリレーションと先見性・知見・技術力をもとに『Mpression (エムプレッション)』を立ち上げ活動してきました。その活動の一環として、Mpression for MAKERS を立ち上げ、メイカーズの支援も行ってきました。また、昨今のSTEAMムーブメントの盛り上がりに伴い、多くのお客様からSTEAM教育教材キットのご要望をいただき、教材としての試作開発を行ってきました。そこで、この度マクニカがユカイ工学と共同開発したMpression for Makersの人気製品「Koshian※1(コシアン)」に搭載されているBluetooth(BLE)モジュールとその通信技術を「ココロキット」に移植し、「Koshian」と同じようにJavaScript対応を可能としました。これにより幅広いユーザーが活用することが可能となりました。

※詳細は下記Webサイト参照
https://www.macnica.co.jp/business/semiconductor/macnica_products/makers/134101/

 「ココロキット」は、小学生でも簡単にロボット作りができる「ユカイな生きものロボットキット」を、Bluetooth(BLE)を用いて無線で操縦することができるモジュールです。ロボット作りの材料から組み立て、操作まで「ロボットを作ってみたい」「動かしてみたい」を一貫して体験することができます。提供されるプログラミング言語は、日常会話感覚で使用できる「Scratch」をベースとするビジュアルプログラミングと、様々な応用ができる「JavaScript」をベースとしたテキストプログラミングに対応しています。自分で作ったロボットを自分のプログラムで動かすことができるため、楽しくプログラミングを学ぶことができ、教育や学習の場からプロの現場まで幅広く活用することができます。

 マクニカは、この度のユカイ工学との「ココロキット」開発の技術協力及びビジネスのコラボレーションを通じ、今後もお客様の声にお応えしてまいります。また、現在、マクニカでは教育関連企業/団体と連携して「ココロキット」を活用したSTEAM教育教材の検討を進めており、これまでにないユニークかつハイテクも学べる教材/プログラムとして今年中のリリースを目指しています。

 ユカイ工学株式会社 代表の青木氏は次のように述べています。
 「マクニカ様とは、Koshianシリーズを通じたパートナーシップを結び、開発者向けのキットを長期にわたって提供してまいりました。今回そのノウハウを活かし、手軽で親しみやすい教育向けキット「ココロキット」が誕生しました。PC、スマホ、タブレットなど環境を選ばず、Koshianならではの使いやすさが教育の現場でも役立ちます。今後も、さらにシリーズを拡充し、学びをユカイにするプラットフォームとして成長させて行きたく思っています。」

「ココロキット」概要

● 品名:ココロキット
● 価格:単品/¥3,600(税別)、セット(ユカイな生きもの&ココロキットセット)/¥6,000(税別)
● 発売:3月1日(日)から開始(ユカイ工学にて)
● 主な機能:プログラミングにて無線でDCモータ2個とフルカラーLEDをコントロールします。
● サイズ:W82×D32×H20(mm)
● 重量:22 (g) 電源を含まず
● 電源:単3乾電池2本 3.0 (V)
● 通信規格:Bluetooth Low Energy
● LED:電源LED、フルカラーLED
● モータポート:2ポート
● 出力電流:連続1.2A/モータ
● URL:kurikit.ux-xu.com/cocorokit

Koshian

*1 Koshian(コシアン)

Koshianは、IoT機器やウェアラブル機器の開発を目指す「メイカーズ」に対し、ハードウェアの設計を必要とせず容易にラピッドプロトタイピングを可能にする画期的な開発キットで、オリジナルのファームウェアを搭載したkonashi(コナシ)互換のBluetooth® SMARTモジュールです。konashiベースボードやkonashi 小型化拡張ボードに実装し簡単に使用することができます。

ユカイ工学の Konashi ベースに実装した Koshian3.0

 ※本文中に記載の社名及び製品名は、各社の商標または登録商標です。

ユカイ工学株式会社 について

ユカイ工学は、「ロボティクスで、世界をユカイに。」を掲げ、様々な製品を開発・販売するロボティクスベンチャーです。自社製品の製造、販売ノウハウを元に、ロボットやIoT製品のコンセプトデザイン、試作、量産、販路開拓までを一気通貫でサポートしています。

主な製品に、家族をつなぐコミュニケーションロボット「BOCCO」や脳波で動く「necomimi」、フィジカル・コンピューティング・ツールキット「konashi3.0」、しっぽのついたクッション型セラピーロボット「Qoobo」、音声コミュニケーション開発キット「codama」、小学生でも簡単にロボット作りができる「ユカイな生きものロボットキット」などがあります。また、より身近に人に寄り添う“究極にエモい”(エモーショナルな)ロボットへ進化する「BOCCO emo」は2020年のサービス開始を目指し、開発を進めております。Qooboの新しい仲間、Petit Qooboは2020年11月発売を目指し開発中です。(Petit Qooboのクラウドファンディングを3月下旬に開始予定)

株式会社マクニカ について

マクニカは、1972 年の設立以来、最先端の半導体、電子デバイス、ネットワーク、サイバーセキュリティ商品に技術的付加価値を加えて提供してきました。近年は、従来からの強みであるグローバルにおける最先端テクノロジーのソーシング力と技術企画力をベースに、AI/IoT、自動運転、ロボットなどの分野で新たなビジネスを展開しています。今後は、「Co.Tomorrowing」をスローガンに、最先端のテクノロジーとマクニカが持つインテリジェンスをつなぎ、ユニークなサービス/ソリューションを提供する存在として、社会的価値を生み出し未来社会の発展へ貢献していきます。当社は、横浜に本社を構え、世界24ヶ国81拠点をベースにグローバルなビジネスを展開しています。

詳細はWebサイト( https://www.macnica.co.jp )をご覧ください。

Mpression について

「Mpression(エムプレッション)」は、マクニカグループ各社が国ごとに開発・サポートしてきた、ソフトウェア、プラットフォーム、評価ボードなどを結集した総合的な技術ソリューションです。グループ各社の経験豊富な技術者のノウハウを詰め込んだより高度で、すぐに使えるシステムレベル・ソリューションを提供する事により、お客様の開発期間短縮と、製品価値の最大化を図っていきます。また、国内のみならず、グループ各社を通じて、欧米、中国、アジアなど、国や地域を問わずワンストップで提案・サポートしていきます。Mpressionに関する詳細は以下Webサイトをご覧ください。

https://www.macnica.co.jp/business/semiconductor/macnica_products/mpression/

本件に関する報道関係者からのお問い合わせ先

株式会社マクニカ  https://www.macnica.co.jp
経営企画部 広報企画課 宮原 e-Mail:macpr@macnica.co.jp
〒222-8561 横浜市港北区新横浜1-6-3 マクニカ第1ビル
TEL:045-470-9851 FAX:045-470-9853

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