半導体、ネットワーク、サイバーセキュリティ、AI/IoTにおけるトータルサービス/ソリューション・プロバイダーの株式会社マクニカ(以下マクニカ、本社所在地:横浜市港北区新横浜1-6-3、代表取締役社長:原 一将、資本金111億94百万円)アルティマ カンパニーは、この度、コンポーザブル・インフラストラクチャ市場のリーダーであるDriveScale, Inc.(ドライブスケール、以下DriveScale社、本社:アメリカ、CEO:Gene Banman)が提供するコンポーザブル・インフラストラクチャ・ソリューションの取り扱いを開始したことを発表いたします。

 昨今、日本全体で様々な産業でのデジタル化(デジタルトランスフォーメーション)が進んでおり、特にビッグデータ、AIといった新たなワークロードに応じたITインフラへの対応が求められています。オンプレミスで様々なワークロードのアプリケーションに対応していくためには、柔軟かつ俊敏にコンピュートとストレージリソースを潤沢に確保することが必須です。一方、パブリッククラウドを使用することによりこれらに対応していくことも有効な手段となりますが、データを頻繁にクラウド上から引き出すことはコスト面でネガティブな要因となります。

 DriveScale社が提供するコンポーザブル・インフラストラクチャ※は、コンピュートリソースとストレージリソースが分離され、ユーザーはわずかな時間でアプリケーション毎に最適なリソースを準備することができます。また、ワークロードに応じたストレージリソース(HDD、SSD、NVMe SSD)を柔軟に構成することができるためオーバープロビジョニングがなく、従来のオンプレミス基盤に比べ圧倒的に効率的なリソース活用が可能となります。DriveScale社のソリューションを活用することで、大幅なTCO削減(最大で75%削減)を実現し、かつパブリッククラウドのような柔軟性と俊敏性を兼ね備えたオンプレ基盤を手に入れることができます。

※コンポーザブル・インフラストラクチャ(Composable Infrastructure)
分離されたコンピューティング・ストレージ、およびネットワークファブリックのプールを使用して、サーバーを柔軟に構成する次世代サーバー・インフラストラクチャ

 また、昨今NVMeプロトコルをサポートするSSDが、サーバーやストレージシステムでサポートされるようになり、SATAやSASといったSSDよりも低遅延な接続を実現することで、高いストレージ性能の実現が可能となりましたが、DriveScale社が提供するコンポーザブル・インフラストラクチャはNVMe over TCPのみならず、NVMe over RDMA(Remote Direct Drive Access)もサポートし、ハイパフォーマンスを要求するアプリケーションにも対応が可能となります。

 マクニカ アルティマ カンパニーでは、RDMAをサポートしているInfiniBandやEthernet製品を提供するMellanox社の国内1次代理店となっており、ネットワークからストレージをトータルでサポートしていきます。Mellanox社としてもコンポーザブル・インフラストラクチャ市場の立ち上がりに注目し、同市場向けのソリューションにも力を入れています。既にDriveScale社とMellanox社の本社間での協業も始まっており、マクニカ アルティマ カンパニーとしてはMellanox社製品が多く採用されるハイパフォーマンスなネットワークを要求するデータセンター市場へもDriveScale社のソリューションを提案していきたいと考えています。
 また、コンポーザブル・インフラストラクチャ市場の立上げに向けソリューションパートナーとの協業も非常に重要となってまいります。マクニカ アルティマ カンパニーでは先進的なサーバーソリューションを展開しているDell Technologies社様と協業し、新たな市場へ付加価値を提供してまいります。

 DriveScale, Inc. 日本支社 代表 / 米国本社 執行役員 五味 俊治氏は次のようにコメントしています。
 「DriveScale, Inc.は、株式会社マクニカ アルティマ カンパニー様のDriveScaleが提供するコンポーザブル・インフラストラクチャー・ソリューションの販売開始を心から歓迎いたします。マクニカ アルティマ カンパニー様の持つ優れた製品・技術サポート力と広範囲な商流は、日本でのディスアグリゲーションされたソフトウェアやハードウェアコンポーネントビジネスにおいて、パートナリングの構築に非常に重要です。DriveScaleは、マクニカ アルティマ カンパニー様及び同社のパートナー各社様を通じて日本市場へのIT業界での最新トレンドである技術、つまり、クラウドサービス市場向けには、ベアメタルクラウドサービス基盤技術、エンタープライズ市場向けには、クラウドからの回帰を実現するオンプレミスでのパブリッククラウド基盤の導入の推進を意向表明いたします。特に、エンタープライズ市場でのオンプレミスで実現するAI、ビッグデータ解析やマシンラーニングの環境では、今やトラディショナルなワークロードを大幅に超えるデータ量の蓄積と運用が行われております。DriveScaleは、マクニカ アルティマ カンパニー様やパートナー各社様と連携しさらに発展したオンプレミス環境をお客様にお届けすべく、一層注力してまいります。」

 メラノックス テクノロジーズ ジャパン株式会社Sr. Director Thomas Skov Reunert氏は、次のようにコメントしています。
 「メラノックス テクノロジーズ はマクニカ アルティマ カンパニー様のこの度の発表を歓迎します。Mellanox社とDriveScale社はコンポーザブルデータセンターインフラを実現する理想的な仮想化プラットフォームを提供します。例えば弊社が提供するSmart NIC(名称BlueField)はハイパバイザーの制限なくNVMe SSDへリモートアクセスを実現します。この機能は弊社が提供するユニークなテクノロジーであるSNAP(Software-defined Network Accelerated Processing)により実現可能となります。SNAPはコンポーザブル・インフラストラクチャ市場において柔軟性の高いアーキテクチャを提供するのに非常に重要で付加価値の高いソリューションになると考えております。」

 Dell Technologies (デル株式会社) 執行役員 上原 宏氏は次のようにコメントしています。
 「Dell Technologies(デル株式会社/EMCジャパン株式会社) は、このたびのマクニカ アルティマ カンパニー様のコンポーザブル・インフラストラクチャ―ソリューションの発表を歓迎します。Dell EMCが提供する世界シェアNo.1サーバーであるDell EMC PowerEdgeシリーズ、Dell EMC ネットワーキング、Dell EMC PowerVaultの各製品を組み合わせたシステムと、DriveScale社製品、およびマクニカ アルティマ カンパニーがご提供するグローバルレベルでのサポートと技術企画力を組み合わせ、ユーザー企業様の利用ニーズに適した新たなシステム利用形態であるコンポーザブル・インフラストラクチャを国内で提供して参ります。」

※本文中に記載の社名及び製品名は、各社の商標または登録商標です。

DriveScale, Inc.について

 DriveScale社は、2013年にアメリカで設立したコンポーザブル・インフラストラクチャを提供するソフトウェアベンダです。DriveScale社は2018年に大手IT調査会社が公表するクールベンダーに選出されており、コンポーザブル・インフラストラクチャ市場のリーダーとなります。DriveScale社のテクノロジーは最新のワークロードに最適なアーキテクチャにより、TCOの削減とパブリッククラウドのような柔軟性を提供します。
詳細はWebサイトをご覧ください。

株式会社マクニカ アルティマ カンパニーについて

 マクニカは、1972 年の設立以来、最先端の半導体、電子デバイス、ネットワーク、サイバーセキュリティ商品に技術的付加価値を加えて提供してきました。近年は、従来からの強みであるグローバルにおける最先端テクノロジーのソーシング力と技術企画力をベースに、AI/IoT、自動運転、ロボットなどの分野で新たなビジネスを展開しています。今後は、「Co.Tomorrowing」をスローガンに、最先端のテクノロジーとマクニカが持つインテリジェンスをつなぎ、ユニークなサービス/ソリューションを提供する存在として、社会的価値を生み出し未来社会の発展へ貢献していきます。当社は、横浜に本社を構え、世界23ヶ国80拠点をベースにグローバルなビジネスを展開しています。マクニカでは、社内カンパニー制を導入しており、アルティマ カンパニーはそのうちの1カンパニーです。
詳細はWebサイトをご覧ください。

本件に関する報道関係者からのお問い合わせ先

株式会社マクニカ  https://www.macnica.co.jp
経営企画部 広報企画課 宮原 e-Mail:macpr@macnica.co.jp
〒222-8561 横浜市港北区新横浜1-6-3 マクニカ第1ビル
TEL:045-470-9851 FAX:045-470-9853

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