50kradのトータルイオナイジングドーズ(TID)およびシングルイベントアップセット (SEU)に対する耐性を実証

Vicor Corporation(本社: 米国マサチューセッツ州、CEO: Patrizio Vinciarelli、NASDAQ上場:VICR、以下: Vicor)は、同社初の耐放射線DC-DCコンバーター電源モジュールを発表しました。この電源モジュールは、Vicorの最新SM-ChiP™ パッケージであり、100Vの入力電源から300ワットまでの電力を低電圧ASICに供給することができます。ボーイングの試験により、このSM-ChiPが50キロラドのトータルイオナイジングドーズ(TID)およびシングルイベントアップセット(SEU)に対する耐性を持つことが実証されています。


最新の衛星通信では、高電力密度と低ノイズが要求されます。Vicorのコンバーターは、ソフトスイッチング方式であり、高周波ZCS/ZVSの電力変換ステージが金属シールドのパッケージ内に収められているので、電源システムのノイズフロアを下げることができます。これにより、必要とされる高い信頼性を備えながらシグナル・インテグリティの確保とシステム全体のパフォーマンスが実現します。今回4つの製品を組み合わせ、ASIC向けの電源0.8V(150A)及び3.4V(50A)を入力100Vという高電圧から最小のソリューションで実現しています。

*TID(Total Ionizing Dose)=吸収線量

*SEU(Single Event Upset)=イオン化放射線がコンフィグレーション・メモリー・セル、ユーザーメモリー、レジスターなどのストレージ・エレメントに衝突し、その中の電荷が放電することによって引き起こされるソフトエラー

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