
大容量ファイルのネットワークアクセス性能に満足していますか?
AIサービス開発などで利用されるハイパフォーマンスコンピューティングや、動画制作/医療/研究機関などで利用されるネットワークストレージなど、大容量のデータを取り扱うインフラにおいて高速にファイル共有を行う必要性が高まっています。その一方で、通信速度がボトルネックとなることでファイル共有に時間がかかり、業務の生産性が高まらないという課題があります。
通信速度の低下にはさまざまな原因が考えられますが、WindowsとLinuxが混在する環境でオープンソースのSambaサーバーが使われていることが原因になっていることは、あまり知られていません。
LinuxやUnixベースのシステムでファイル共有をおこなうSAMBAサーバーはWindowsとのデータ互換性をもつ利点はありますが、Microsoft社が提供するWindows OSで使用される主要なファイル共有プロトコルであるSMB3プロトコル実装に比べて速度に制限が生じる可能性があります。特に、WindowsとLinuxが混在するネットワーク構成においてはSambaがボトルネックとなって十分な帯域を発揮できない場合があります。
Tuxeraが解決します

Tuxera社のFusion File Shareを導入することで、高速かつ効率的なファイル転送が実現できます。
Fusion File ShareはSMBプロトコルをサポート。特にWindows OSで使用される一般的なファイル共有プロトコルであるSMB3を忠実に実装することで、ネットワーク上でのファイル転送において高速かつ堅牢な動作を提供しています。
以下のような課題を持つ高速・信頼性の高いファイル共有が必要な現場で、数多く利用されています。
- Linuxベースのハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)やネットワークストレージの転送速度改善
- データセンターやプライベートクラウドでのサーバーの統合
- Software Defined Storageなど大規模なデータ・ファイル管理
- 放送業界における高画質映像の効率的な編集や保存
- 医療現場での顧客の膨大なカルテ情報やデータ管理
- 研究機関や大学での研究・実験分野
Fusion File Shareの特長
- ファイルアクセス性能がSamba比で最大61倍
- マルチスレッド性能がSamba比で最大2.7倍
- 高付加時におけるサーバー・クライアント間の接続維持
- ネットワーク上のクライアントを同時に高速接続が可能
- GPLv3のライセンス問題を解消
パフォーマンステスト結果
Sambaと比較しFusion File Shareは書き込み、読み込み、どちらの速度においても高パフォーマンスを実現します。
(Windows Server 2019 – Linux Server)
サーバー |
インターフェース |
書き込み速度 |
読み込み速度 |
Samba |
1 |
2,615 MiB/s |
3,390 MiB/s |
Fusion File Share |
1 |
9,998 MiB/s (+280%) |
11,000 MiB/s (+220%) |
(Apple M2 Sound – Linux Server)
サーバー |
インターフェース |
書き込み速度 |
読み込み速度 |
Samba |
1 |
1,463 GB/s |
1,659 GB/s |
2 |
1,601 GB/s |
2,348 GB/s |
|
Fusion File Share |
1 |
1,606 GB/s (+10%) |
2,679 GB/s (+61%) |
2 |
2,013 GB/s (+25%) |
4,009 GB/s (+70%) |
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