
製品概要
Texas Instruments社(以下、TI社)は、Arm® Cortex®-Aを搭載した「Sitara™プロセッサー」を提供しています。
Arm®ベースの各種アプリケーションプロセッサーで構成されたTI 社の幅広い製品ラインアップを活用すると、車載、産業用、IoT(モノのインターネット)デバイスに適した、多様で効率的なエッジコンピューティング性能を実現できます。TI社 が採用している SoC(システム オン チップ)アーキテクチャーは、消費電力、サイズ、重量、コストなどの重要なシステム リソースを犠牲にせずに、高性能を実現します。ハードウェア、オープン ソース ソフトウェア、ツールで構成された TI社 の開発プラットフォームを活用すると、開発中の製品を短期間で市場に投入できます。
エッジAI機能を活用することで、ディスプレイの制御、音声やカメラなどのメディアサポート、ビジョンAI、信号処理、ディープラーニングなどにお役立ていただけます。
特長
TI社「Sitaraプロセッサー」の主な特長はこちらです。
1. 低消費でありながらカメラベースの画像処理、物体検出、物体認識に対応
2. メモリー統合型のシステム・イン・パッケージを実現
3. ワンチップで複数の産業用イーサネット対応PRU-ICSSを搭載
4. モーター制御、エンコーダー入力に対応
5. Arm Cortex-A向けにLinux、及びサブコア向けにFreeRTOS SDKをTI社より無償で提供
製品仕様
Sitaraプロセッサー
種類 |
ギガビット工業通信対応 低価格プロセッサー |
ディスプレイ対応 |
Edge AI向け |
トリプルディスプレイ 4K ビデオコーデック |
型番 |
AM64x AM24 |
AM62x |
AM62Ax |
AM62Px |
CPU |
1-2x Cortex®-A53 ≦ 1GHz |
1-4x Cortex®-A53 ≦1.4GHz |
1-4x Cortex®-A53 ≦1.4GHz |
2-4x Cortex®-A53 ≦1.4GHz |
サブCPU |
2x or 4x Cortex®-R5F 1x Cortex®-M4 |
1x Cortex®-M4 |
1x Cortex®-R5F 1x C7x(ディープラーニング用) |
1x Cortex®-R5F |
DMIPS (MAX) |
6,600 |
16,800 |
16,800 |
16,800 |
メモリー |
DDR4/LPDDR4 |
DDR4/LPDDR4 |
LPDDR4 |
LPDDR4 |
マルチメディア |
- |
3Dグラフィックスアクセラレーター |
3Dグラフィックスアクセラレーター ビデオコーデック |
3Dグラフィックスアクセラレーター ビデオコーデック |
コプロセッサー |
2x ギガビット工業通信イーサネットポート |
- |
- |
- |
OS |
Linux, RTOS |
Linux, RTOS |
Linux, RTOS |
Linux, RTOS |
その他の ペリフェラル |
PCIe, USB3.1 |
USB2.0, CSI-2 |
USB2.0, CSI-2 |
USB2.0, CSI-2 |
AM625SIP
LPDDR4をワンチップにしたSIP(システムインパッケージ)で、基板面積の縮小、開発工数の削減。
型番 |
AM625SIP |
CPU |
4x Cortex®-A53 ≦ 1.4GHz |
サブCPU |
Arm Cortex-M4F |
メモリー |
LPDDR4 SDRAMが内蔵 |
インターフェース |
シリアル通信(I2C,SPI,UART) 2ポートのギガビット・イーサネット・スイッチ パラレル・インターフェイス(GPMC) |
マルチメディア |
3Dグラフィックスアクセラレーター |
OS |
Linux, RTOS(サブコアのみ) |
ターゲットアプリケーション |
産業用ヒューマン・マシン・インターフェイス (HMI) 医療用機器、医療用モニター、ポータブル医療機器 スマートホームゲートウェイ / 家電 組込みセキュリティ:コントロールパネルとアクセスパネル |
ハードウェア評価ツール
ソフトウェア評価ツール
・統合開発環境
・AM62 プロセッサー向けのソフトウェア開発キット (SDK)
・AM62x Academy (導入用トレーニング資料)
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