スカイワークス社のクロック製品には、水晶発振器(XO)、クロックジェネレーター、ジッタークリーナー、バッファーがあります。
本記事では、これらの製品の中でも水晶発振器に注目し、製品ラインアップとその特長をご紹介します。
スカイワークス社 発振器(XO/VCXO)ラインアップ一覧
スカイワークス社ウェブサイトに掲載されている発振器ラインアップを以下に示します。
近年、データセンター、通信インフラ、産業機器などの分野では、クロック信号の高精度化に対する要求がますます高まっています。こうした要求に応えるため、低ジッター・低位相雑音性能を備えた発振器へのニーズが拡大しています。
スカイワークス社では、水晶発振器(XO)および電圧制御水晶発振器(VCXO)を取り扱っています。
いずれの製品も、Ultra Low Jitter、Low Jitter、General Purposeといったジッター性能別にラインアップが用意されており、用途に応じて最適な製品を選択できます。
スカイワークス社 水晶発振器の特長
スカイワークス社の水晶発振器は、低ジッターおよび低位相雑音性能を特長としています。
さらに、一般的な発振器とは異なり、内部にPLLを搭載している製品をラインアップしているため、周波数変更や複数周波数設定に対応できる点も大きな特長です。
表中のSingle、Dual、Quad、Anyは、それぞれ以下の特長を有しています。
・Single
1パターンの周波数情報を保持します。
一般的な発振器と同様に、電源投入時に固定のデフォルト周波数を出力します。
・Dual
2パターンの周波数情報を保持します。
(例:周波数A ⇔ 周波数B)
外部ピン(FSピン)のHigh/Low切り替えにより、出力周波数を切り替えることができます。
・Quad
4パターンの周波数情報を保持します。
(例:周波数A ⇔ 周波数B/C/D)
外部ピン(FS0、FS1ピン)のHigh/Low切り替えにより、出力周波数を切り替えることができます。
・Any
対応する周波数範囲内であれば、柔軟に周波数を変更できます。
I²C経由で出力周波数を切り替えることが可能です。
これらの機能により、開発段階での周波数変更や、複数動作モードを持つシステムへの対応を柔軟に行えます。
スカイワークス社_位相雑音確認ツール
スカイワークス社では、発振器の性能を設計段階で評価できるツールとして、「OSC Phase Noise Look-Up Tool」を提供しています。
本ツールでは、型番、出力周波数、出力フォーマットを選択することで、対象デバイスの位相雑音特性およびRMSジッターを確認できます。
そのため、実機評価前の段階でも発振器の性能を把握でき、デバイス選定を効率的に進めることができます。
下図のように、条件を選択するだけで位相雑音特性を確認できます。
https://www.skyworksinc.com/tools/oscillator-phase-noise
まとめ
スカイワークス社の水晶発振器は、低ジッター・低位相雑音といった優れた基本性能に加え、PLL内蔵による柔軟な周波数設定機能を備えています。
また、Single、Dual、Quad、Anyといった豊富なラインアップにより、固定周波数用途から周波数切り替えが必要なシステムまで幅広く対応できます。
さらに、OSC Phase Noise Look-Up Toolを活用することで、設計初期段階から位相雑音やRMSジッターを確認でき、より効率的なデバイス選定が可能です。
既存発振器からの置き換えや新規設計におけるクロックソースの検討において、ぜひスカイワークス社の発振器をご活用ください。
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