製品の概要と特徴

 

・　SI875xと外付けFETで簡単にMOSリレーを構成でき
　　システムの小型化が容易！

・　機械式リレーやSSRに比べ、優れたMOSリレー構成で
　　小型化・省ノイズ性にを実現可

・　小型SOIC-8パッケージをラインナップ

・　低消費電力

・　2.5kVrmsの絶縁耐量

Si875xは2次側のDC電源なしに駆動できる絶縁型のFETドライバです。

電気機械式リレー（EMR）をFETスイッチに置換えるといったアプリケーションやソリッド・ステート・リレー（SSR）の置換えなどでも使用できます。高速なスイッチングはできませんが　7.5KHz程度までは動作可能です。

機械式リレーで問題となるスイッチングノイズなどを減らす事ができる上、PCBの面積を下げ電力や寿命、熱的にも利点があります。

フォトカプラ等を使ったソリューションに対しても寿命、動作温度範囲などの面で利点があります。また簡単なミラークランプ回路も内蔵しており性能を高めています。

入力は、デジタルCMOS入力の"Si8751"と、フォトカプラ同等のダイオードエミュレーター入力の"Si8752"があります。

機械式リレー/SSR+フォトカプラ　との比較

Si875xは機械式リレーに対して優位性があります。またフォトカプラーを使用しているSSRに対して熱設計や寿命において優位性があります。

※ 一般的な特性からの見解です。

動作技術

Si8751 アプリケーション回路

Si8751 Typical Turn-On Time vs.

Capacitance and TT (90% of Output)

TTと接続する抵抗値によって2次側に送る電力が変わります。接続する抵抗は0ΩからOpenまで使用できます。

入力の制御で出力(Gate)の電圧は約10V前後になります。最低でも7V前後なので大抵のFETを駆動できると思います。

ONするまでの時間は　例えばTT端子がオープン時、200pFのゲート容量に対し90％の出力まで到達する時間は1ms程度（水色の線参照）。

TT端子をGNDとショート（0Ω）することで到達時間は早くできます。駆動できる周波数は最大でも7.5KHz程度です。

製品ラインナップ

CMOS入力　Si8751

LEDエミュレーター入力Si8752

アプリケーション例

BMSの例

 

バッテリーモニターシステムなど　電圧モニター時のみ接続することで消費電力を落とすことが可能
また筐体に接続する事で漏電検知などにも使用可能

AC ロードスイッチ

 

機械式スイッチに変えて信号の遮断に使用可能

評価ボード

Si8751-kit 　　　（Si8751 Isolated FET Driver Evaluation Kit)

Si8751が実装された評価ボードです。
手軽にご評価いただけるような設計になっております。

UG246: UG246: Si875x-EVB User's Guide

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