
低消費電力システムに最適なSoC FPGA
Microchip社のPolarFire SoCは、不揮発性で低消費電力、低発熱、そして防衛グレードのセキュリティ機能を搭載した中規模SoC FPGAです。
低消費電力FPGAとして定評のあるPolarFire FPGAに、新たに64ビットのRISC-V ISAを使った5コアのプロセッサー・サブシステムをハードコアとして搭載しています。FPGA業界では唯一無二の不揮発性SoC FPGAです。
PolarFire SoCには、以下の大きな特徴・メリットがあります。
1.競合FPGAと比較して最大50%消費電力を削減
2.64ビットのRISC-V ISAをハードコアとして搭載
3.マルチコアCPUクラスタ上でリアルタイム システムとLinuxを実現可能
4.幅広いアプリケーションに対応
それぞれについて解説します。
1.競合FPGAと比較して最大50%消費電力を削減
PolarFire SoCは同程度の性能を持ったSRAMベースのSoC FPGAに比べてスタティック電力を最大50%削減できます。また最大12.7 Gbpsをサポートする高速トランシーバーブロックの消費電力も50%ほど削減できます。
2.64ビットのRISC-V ISAをハードコアとして搭載
低消費電力で定評のあるPolarFire FPGAに、新たに64ビットのRISC-V ISAをベースにした5コアのハード プロセッサ サブシステムを搭載しています。
RISC-V CPU マイクロアーキテクチャーは、シンプルな5段パイプランの単一命令イシュー、インオーダー実行になっているため一般的なアウトオーダー実行マシンで見られるハードウェアレベルの脆弱性<メルトダウン(Meltdown)、スペクター(Specter)>とは無縁になります。
3.マルチコアCPUクラスタ上でリアルタイム システムとLinuxを実現可能
全てのコアは、メモリー サブシステムによってデータの一貫性が保たれています。
そのため、ひとつのマルチコアCPUクラスター上で『決定論的リアルタイム システム』と『Linux』の幅広い組み合わせが可能です。
4.幅広いアプリケーションに対応
組み込みセキュアブート、革新的なLinux およびリアルタイム モード、大容量で柔軟なL2メモリー サブシステム、それに多彩な周辺モジュールを備えています。よって電力効率が高くセキュアな次のようなアプリケーションで利用できます。
1.スマート組み込みビジョン
2.有線アクセスネットワーク
3.携帯電話インフラストラクチャ
4.航空宇宙と防衛
5.産業オートメーション
6.車載、IoT(Internet of Things)
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