Ultra Wideとは？

自動車の電子化・情報化や自動運転技術の発達に伴い、車両からドライバーに伝達される情報量も格段に多くなっています。それに対応するため、一般的な縦横比のCID（センターインフォメーションディスプレイ）ではなく、運転手から助手席まで広がるよな幅広ディスプレイを用いた製品を検討中の方もおられるのではないでしょうか。

Micrcohip社では、多点タッチを実現する静電容量型コントローラーIC"maXTouch"シリーズの製品として、

 

縦横比７:１までの幅広なディスプレイに１チップで対応できる"Ultra Wide"があります。

 

Microhip社ではIC単品ではなく、デバッグツールや各種メーカの紹介といった、市場投入までのサポートをトータルパッケージとして提案できます。

Ultra Wideの特徴

Microchip社が現在、提供している"Ultra Wide"は、従来品のmaXTouchシリーズからの追加機能として、Sensor Matrixの設定範囲に自由度を持たせています。

Width(X), Hight(Y)のセンサーラインを共通化することで、センサーサイズの要求仕様に応じて、1チップで正方形から幅広のセンサまでに対応できるようになっています。

（通常のmaXTouchシリーズ概要に関してはこちらのページを参照してください)

1:1のパネルから、7:1のワイドディスプレイまで1チップで対応

Ultra Wideの他社品との比較

幅広のデイスプレイを採用する場合、どうしてもパネルに継ぎ目ができてしまい、パネル中央部の動作がぎこちなくなってしまいます。

そのため、"Ultra Wide"では、継ぎ目に当たるセンサラインを共有化して処理することで継ぎ目部分での滑らかさを実現し、小型ディスプレイと同等の滑らかさを目指しています。

通常のタッチセンサ

どうしてもパネルをまたぐような線は、ぎこちなさを感じてしまう

"Ultra Wide"採用ディスプレイ

パネルの継ぎ目に当たるセンサラインを共通化することで、どんな線も滑らか

Ultra Wide対応型番

Microchipでは、現在、Ultra Wide対応の下記型番を発売中です。

（記事執筆時、2021年12月現在）

*センサーピッチ：6mmで計算

今後も新たなUltra Wide対応製品を検討中ですので、最新の製品情報をご希望の際は弊社へお問い合わせください。

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