インテル® Cyclone® シリーズ FPGA & SoC

 

インテル Cyclone シリーズは、量産で使用されるように低コストに注力して開発された FPGA です。

現在は、性能も向上して多くのアプリケーションが要求する性能をカバーしていますので、従来は ASIC が利用されていた民生機器、自動車、医療機器、産業機器、通信機器などの多くの分野の量産にインテル Cyclone シリーズ FPGA が使用されています。

インテル Cyclone シリーズの特徴

インテル Cyclone シリーズは FPGA の中でも以下の特徴を持ちます。

  • 低コスト
  • 低消費電力
  • 無償のソフトウェア(インテル® Quartus® Prime 開発ソフトウェア・ライト・エディション)で開発が可能
  • トランシーバーを内蔵した製品も有り(6.144Gbpsまで )
  • ARM プロセッサーを内蔵した製品もラインナップ
  • DDR3 SDRAM や PCI Expressのコントローラーを内蔵した製品もラインナップ

 

FPGA 選びで悩んだら、まずは インテル Cyclone シリーズで実現できるのかを検討してください。

 

インテル Cyclone シリーズの歴史

インテル Cyclone シリーズは数年おきに新しいファミリーがリリースされています。

一般的に、新しい製品の方が性能が高く、消費電力が低く、同じ回路規模では単価が安くなりますが、逆に前の製品の方が同じ規模ではピン数が多くなります。

 

 
Cyclone 10 FPGA
Cyclone V FPGA
Cyclone IV FPGA
Cyclone III FPGA
Cyclone II FPGA
Cyclone FPGA
製品発表の時期
2017
2011
2009
2007
2004
2002
プロセス・テクノロジー
60nm / 20nm
28nm
60nm
65/60nm
90nm
130nm
新規デザインに対する推奨の是非
×
×

インテル Cyclone シリーズのラインアップ

ファミリ名 特 徴

Cyclone 10

前世代の Cyclone FPGA を超えるコストと消費電力の削減を実現します。
Cyclone 10 GX FPGA は、10.3G のトランシーバー機能、1.4Gbps の LVDS、最大 72 ビット幅の 1,866Mbps DDR3 インターフェースによる高い転送帯域性能を提供します。
Cyclone 10 LP デバイスは、スタティック消費電力量が少なく、コスト面で最適化された機能を提供します。

Cyclone V

  • 最大 301 K 個相当のロジック・エレメント(LE)
  • 最大 12 M ビットのオンチップRAM
  • 最大 684 個の 18x18 マルチプライヤー
  • 最大 6.144 Gbps のトランシーバー
  • デュアルコア ARM Cortex-A9 ハード・プロセッサー

Cyclone IV

  • 新たに、最大 3.125 Gbps のトランシーバーを搭載
  • 最大 150 K 個のロジック・エレメント(LE)
  • 最大 6.5 M ビットのオンチップRAM
  • 最大 360 個の 18x18 マルチプライヤー

Cyclone III

  • 最大 198 K 個のロジック・エレメント(LE)
  • 最大 8.2 M ビットのオンチップRAM
  • 最大 396 個の 18x18 マルチプライヤー

Cyclone II

  • 新たに、最大 158 個の 18x18 マルチプライヤーを搭載
  • 最大 68 K 個のロジック・エレメント(LE)
  • 最大 1.1 M ビットのオンチップRAM

Cyclone

  • 第 1 世代の価格を最も重視するアプリケーション向け低コスト FPGA シリーズ
  • 最大 20 K 個のロジック・エレメント(LE)
  • 最大 295K ビットのオンチップRAM

お問い合わせ / お見積もり

Intel® Programmable Solutions Group メーカー情報Topへ

Intel® Programmable Solutions Group メーカー情報Topに戻りたい方は以下をクリックしてください。