
Nios® V プロセッサーとは
Nios® V プロセッサーは、Altera® FPGA に搭載できるオープンソース RISC-V 命令セット・アーキテクチャー (ISA) のソフトウェア・プロセッサーです。
Nios® V のメリット
・ソフトウェア・プロセッサーなので、要望に応じて命令セットを選択できます。
・カスタム命令(Custom Instruction)を追加可能
・Nios® II/e と比べて最大5倍のパフォーマンス
・Nios® II から Nios® V への変換が可能
・Intel HAL, uC/OS-II に対応
・オープンソースの RISC-V ソフトウェア・エコシステムを使用可能
- ベアメタル、サードパーティの RTOS や Linux をサポート
・ Altera と Ashling のパートナーシップにより、Ashling の開発ツールを無償提供
・Altera® HAL (Hardware Abstraction Layer) をサポート
・Quartus® Prime 開発ソフトウェアの Platform Designer により Nios® V プロセッサーの組み込みや BSP (Board Support Package) を生成可能
Nios® V のラインアップ

Nios® V/g ジェネラル・パーパス・プロセッサー
・RV32IM(F)Zicsr_Zicbom
・最高のパフォーマンスの Nios® V プロセッサー
・RTOS エンベデッド・システムをサポート

Nios® V/m マイクロコントローラー
・RV32IZicsr (パイプライン) & RV32IZicsr (非パイプライン)
・RTOS エンベデッド・システムをサポート
・Nios® V の中で、パフォーマンスとサイズのバランスに優れたプロセッサー
開発環境
・ハードウェアの開発環境
Nios® V のハードウェアを開発するには、Quartus® Prime (有償)とNios® V (無償)のライセンスが必要です。
両者のライセンスは、Altera のSSLC (Self Service license Center)から入手できます。
・ソフトウェアの開発環境
Nios® V は Risc V ベースですので、サードベンダーのRISC-V 用の開発ツールを使用できます。
RISC-V 用のツールをお持ちで無い方は、Altera が提供する下記のツールを無償で使用できます。
- Ashling* RiscFree* IDE for Intel® FPGAs (無償)