Infineon社が提供する非接触決済用セキュリティIC
現代社会ではキャッシュレスが急激に普及してきており、それに伴い多種多様な決済方法が出現しています。あらゆる製品が、クレジットカードやスマートフォンでの支払いに取って代わる次世代ペイメントデバイスになる可能性を秘めています。
この記事では、Infineon社が提供する決済用セキュリティICであるSECORA™ Pay Wについて紹介していきます。
SECORA™ Pay Wの特長
Infineon社のSECORA™ PayにはS、X、Wと3種類のポートフォリオがあります。SとXはクレジットカード向けのセキュリティICであり、WはICにNFCアンテナが付いたパッケージとして提供可能です。
リストバンドや時計、アクセサリーに搭載することによって、簡単に非接触決済を実現可能です。
- OS:Java Card 3.0.4, GlobalPlatform 2.2.1
- インターフェース: ISO 14443、Type A
- ユーザーメモリ:16 KB
- 暗号アルゴリズム:SDA/DDA/CDA (RSA, 3DES, SHA1, AES)
- アプレット:VISA、Mastercard
SPA(Smart Payment Accessories)パッケージ
Infineon社が開発したSPA製品シリーズは、NFCアンテナが付いていることに加え、VISAやMastercardなどの国際ブランドの認定も取得しているため、スマートペイメントアクセサリービジネスへの参入を容易にしてくれます。
SPA1.xには金属対応版と非対応版の2つがあります。SPA2.1は金属非対応版のみですが、SPA1.xと比較してサイズがより小さくなっています。
決済トークンの発行(トークナイゼーション)
決済機能の付与は、決済トークンを発行することによって実現します。スマートフォンなどの端末を決済IC搭載製品にかざし、アプリケーションを通して所持しているカード情報をトークナイゼーションし決済トークンを発行します。
お問い合わせ / お見積もり
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