高精度のリアルタイム測定可能なCO2センサー XENSIV™ PAS CO2 - Infineon

インフィニオンの画期的なCO2センサー技術

XENSIV™ PAS CO2は、検出器、赤外線光源、および光フィルタを含む光音響分光（PAS）トランスデューサーと、信号処理およびアルゴリズムを実行するマイクロコントローラー、そして赤外線光源を駆動するMOSFETチップをプリント基板上に集積化した製品です。統合マイクロコントローラーはppm演算と共に高度な補正および設定アルゴリズムを実行します。

センサーはMEMS音響検出器を使います。この音響検出器の並外れた感度を集積プリント基板設計に実装することで、必要なスペースは市販される他の真のCO2センサーと比較して、75％以上小さくなります。そのため、XENSIV^TM PAS CO2センサーは、最新のNDIRセンサーと比較しても、性能を妥協することなくサイズおよびコスト面で優れています。

光音響分光（PAS）原理とは

PAS原理は上記図のように働きます。赤外線光源からの光パルスが、CO₂吸収波長（λ=4.2µm）に合わせて調整した光フィルターを通過します。計測チャンバー内のCO2分子はろ波された光を吸収し、振動してパルス毎に圧力波を生成します。これを光音響効果と呼びます。非常に感度の高いMEMS音響検出器はセンサーキャビティー内のCO2分子により生じた圧力変化を検出し、マイクロコントローラーはそれをCO2濃度測定値に変換して出力します。可能な限り高い精度のppm測定値を得るために、音響検出器は低周波数動作用に最適化され、吸収チャンバーは音響的に外部ノイズから絶縁されています。

XENSIV™ PAS CO2の優れた利点

極めて小さなサイズ（14X13.8X7.5 mm3）/ お客様の最終製品で省スペース
ppmレベル（±30ppm、測定値の±3%）の高精度で堅牢な性能
高度な補正および自己校正アルゴリズム
様々な構成オプション（サンプリング率、ベースライン校正など）とインターフェース（UART、I2C、PWM）
高品質データとスマートビルディング標準規格への準拠
設計から市場投入までが迅速になるプラグアンドプレイ

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評価ボード

XENSIV™ PAS CO2 Mini 評価ボード

XENSIV™ PAS CO2 Mini評価ボードで、インフィニオンの革新的な光音響分光 (PAS: Photo Acoustic Spectroscopy) 二酸化炭素センサーを使用したCO2センシングアプリケーションの迅速なプロトタイピングと設計が可能になります。標準的なピンヘッダーを使用しているため、ターゲットとなるアプリケーションボードに簡単にプラグインでき、柔軟なPCB設計をおこなうことができます。XENSIV™ PAS CO2 Mini評価ボードは、少量からのご注文が可能です。標準的なリールに比べ、アプリケーション開発の初期段階において、ご利用しやすくなっています。

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EVAL_PASCO2_SENSOR2GO評価キット

XENSIV^TM PAS CO2 Sensor2Go評価キットは、光音響分光法（PAS）を用いたインフィニオンの革新的なCO2センサーを、迅速かつ容易に評価できるよう開発されました。
Sensor2Go評価キットは、PAS CO2 Mini 評価ボードと組み合わせて使用することができます。

・プラグ＆プレイ：マイクロUSBケーブルでPCと直接接続
・センサーのすべての主要機能を利用可能
・センサー履歴情報を記録
・すべての電源をオンボードで生成
・I2C経由でデバイスにアクセス可能

詳細はインフィニオン社ホームページコチラ