車載用 IPD（インテリジェントパワーデバイス）製品概要

インフィニオン社のIPD（インテリジェントパワーデバイス）は30年以上の歴史があり、車載用途として多くのアプリケーション向けに採用実績がございます。
主にハイサイドスイッチのPROFET™シリーズ、ローサイドスイッチのHITFET™シリーズ、マルチチャンネルハイサイドコントローラーのSPOC™シリーズ、マルチチャンネルスイッチ&コントローラーのSPIDERシリーズの製品ラインナップをご用意しております。

それぞれの製品紹介は以下のリンクよりご確認ください。

ハイサイドスイッチ - PROFET™シリーズ

ハイサイドスイッチは、メカリレーに代わるスイッチとしてジャンクションボックスやパワーディストリビューションボックス、ヒーター系のアプリケーション、ライティング系のアプリケーションや小型ポンプ向けのDCブラシモーターの駆動用としても使用できます。シンプルなスイッチ（MOSFET）に加え、IPDに備わっている過電流や過熱に対する保護回路により、ショートなどの異常状態でも破壊せずスイッチとしての機能を保ち続けることができるため、車の中でも実は多くのIPDが採用されております。

インフィニオン社ではハイサイドスイッチの中でもさまざまな用途、電流値、バッテリー電圧向けにラインナップをご用意しております。

ローサイドスイッチ - HITFET™シリーズ

ローサイドスイッチは主にヒーター系のアプリケーション、ライティング系のアプリケーションやバルブ制御用として使用できます。12Vバッテリー環境向け、及び24Vバッテリー環境向けにHITFET™シリーズとしてローサイドスイッチのラインナップを取り揃えており、全てのHITFET™シリーズは、過負荷、過電圧、短絡、過熱、および静電放電 (ESD) に対する保護を提供します。

マルチチャンネル SPI ハイサイドコントローラー - SPOC™シリーズ

マルチチャンネル SPI ハイサイドコントローラーのSPOC™+2 シリーズは主に、ドアロック、シートヒーター、室内照明、さらには電動自転車の照明および電力分配負荷などのアプリケーションに対応するように設計されております。各チャネルに個別に適用できる追加の設定可能な保護機能を備えており、短絡保護や過負荷保護などの最新機能に加えて、設定可能な過電流検出が含まれ、制限付きのリスタート、または即時ラッチのいずれかで設定できます。制御や設定、診断はSPI（Serial Peripheral Interface）を介して実行されるため、マイコンのピン数が少なくなるためソリューションの柔軟性が高まり、フェイルセーフモードもサポートされているため動作時の安全性が高まります。

マルチチャンネル SPI スイッチ&コントローラー - SPIDER シリーズ

マルチチャンネル SPI スイッチ＆コントローラーのSPIDERシリーズはリレーやソレノイド、LED、小型電球、ステッピングモーターなどの低電流負荷の駆動に適した高集積マルチチャンネルのSPIドライバーです。SPIDERシリーズは、最新のSPIDER+シリーズに加え、小型電球やLEDを駆動するための機能を追加したSPIDER+LEDシリーズのラインナップを取り揃えております。固定のハイサイドスイッチとローサイドスイッチのチャンネル数に加え、設定可能なチャンネルも複数用意している、非常に柔軟性を持った製品です。

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実は自動車には多くのハイサイドスイッチなどのIPD（インテリジェントパワーデバイス）が採用されており、IPDとは？特徴、使用例などを紹介したページをご用意しておりますので、是非一度ご覧ください。

また、IPDはメカリレーやメカヒューズの代わりに採用されるケースが増えてきており、IPDを採用することにどのような利点があるか、どのようなアプリケーションに使えるか、一部診断機能についても紹介しております。

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