インフィニオンがトヨタ自動車広瀬工場から「品質栄誉賞」を受賞 -外資系半導体サプライヤー初、三回連続受賞-

2020年3月31日、ミュンヘン(ドイツ)/東京(日本) 

インフィニオン テクノロジーズ(以下、インフィニオン)は、トヨタ自動車 広瀬工場への納品において6年連続で品質不良ゼロ(ゼロ ディフェクト)という記録を達成し、三回連続で同工場から最高位の「品質栄誉賞」が与えられました。外資系半導体サプライヤーが三回連続で受賞するのは、インフィニオンが初めてとなります。 

トヨタ自動車広瀬工場では自動車用の電装部品が製造され、インフィニオンは車内通信用のCANトランシーバー製品を納入しています。本デバイスは自動車に搭載されるさまざまな制御ユニット間のデータ送受信を担っています。 

同工場からは毎年優れた実績を示したサプライヤーが顕彰され、ゼロ ディフェクトの記録が長期にわたるほど賞の位も引き上げられます。「品質栄誉賞」は、連続で4年間以上ゼロ ディフェクトを達成したサプライヤーに与えられます。今回の「品質栄誉賞」受賞は、18年前に両社の協力が開始されて以来4回目、ゼロディフェクトは12回目の達成となります。

インフィニオンの車載用CANトランシーバー

マルチマスタ方式のCAN (コントローラエリアネットワーク) シリアルバスは当初、ISO 11898国際規格に規定されているように最大1Mbpsのデータレートの車載通信用に開発されました。CANは過酷な車載環境下でも使えるため、最新の車両ではボディやセーフティー、パワートレイン、インフォテインメントなどのさまざまなアプリケーションで使われるようになりました。

自動車業界は最近、最大5Mbit/sのより高速なCAN通信のためのCAN FD (フレキシブルデータレート) プロトコルと、エネルギー効率の更なる改善を狙ったCAN PN (パーシャルネットワーキング) プロトコルを新たに規定しました。

それぞれの車両ネットワークアーキテクチャーとそれに関連するECUの使われ方に応じて、さまざまなタイプのトランシーバーが使用されています。インフィニオンのトランシーバーは信頼性に優れた通信を実現し、消費電流とCO²排出量を車両レベルで最小限に抑えます。インフィニオンのトランシーバー製品は、優れた性能と耐久性、信頼性により、最高の価値を提供します。

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