※Fortanix 社のプレスリリースをマクニカで和訳して記載しています。
Fortanix、企業が安全でコンプライアンスに準拠したカスタム生成AIアプリケーションを構築し、データ漏洩リスクを軽減できる「Armet AI」を発表
2025年4月7日、Fortanix社(本社:米国カリフォルニア州サンタクララ)は、Fortanix Armet AIのパブリックプレビューを発表しました。これは、企業が機密データの漏洩リスクを軽減しながら、カスタム生成AI(GenAI)アプリケーションを構築できるようにするためのプラットフォームです。
Armet AIは、Intel Confidential ComputingとIntel Tiber Trust Authorityを基盤とし、Microsoft AzureのNVIDIA H100 GPU搭載の機密VMで動作します。これにより、データ使用中の保護が可能となり、不正アクセスやデータの改ざんを防止します。
Armet AIの主な機能
・世界最高水準のセキュリティ:保存中、転送中、使用中のすべてデータを保護可能
・ロールベースのアクセス制御:データへのアクセス、閲覧権限を細かく設定、監視可能
・AIガードレール:機密情報の自動マスキング、有害な入力・出力のフィルタリング
・REST APIとコネクター:あらゆるデータソースと連携可能
・安全なチャットインターフェース:社内文書との安全かつ、プライベートな対話を実現
・GenAIセキュリティダッシュボード:リアルタイム監視とリスク回避支援
背景と重要性
多くの企業は、既製のGenAIソリューションでは、機密データ、知的財産の漏洩や悪意のある改ざんなどセキュリティや信頼性に不安があると考えています。一方で、GenAIの自社開発は複雑でコストが高く、平均8.5か月、最大2,000万ドルの初期費用がかかるとGartnerは報告しています。
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