Cassia Netwokrs ATX2000 概要

Cassia NetworksのATX2000は、工業用IoT危険エリアに最適化された長距離Bluetoothゲートウェイです。IP66およびNEMA 4の格納筐体を備え、ゾーン2、22およびDivision2の危険エリア向けに特別に設計されています。

ATX2000には、組み込みのTPMチップ、より多くの電力/ Wi-Fi /アンテナオプション、大容量のRAMを備えており、Bluetooth Low Energy (BLE) 5.0をサポートしています。

Bluetoothの範囲を1キロメートルまで拡張し、エンドデバイスに変更を必要とせずに、最大40のBluetooth Low Energyデバイス(ブロードキャストモードでは数百)をリモートコントロールできます。ATX2000は、CassiaのIoT Access Controller (AC) と組み合わせてインターネットゲートウェイとして機能し、簡単に展開および管理できます。

ATX2000のバックホールオプションには、Ethernet、2.4 / 5GHz Wi-Fi、USBセルラーモデムが含まれます。その結果、エンドデバイスはインターネットアプリケーションを介してリモートでアクセス可能で制御可能です。


※ゾーン2:第二種類危険箇所と呼ばれる場所。通常時、爆発性雰囲気を生成するおそれが少ない。または時間が短い箇所と定義されている
※ゾーン22:可燃性粉じん場所、爆発性粉じん場所など粉じん爆発が発生する可能性のある場所
※Division2:全米電気工事基準 (NEC500) でゾーン 2に相当するとされる危険場所

ATX2000スペック

Hazardous Area Certifications & Ratings

・IP rating:IP66 (NEMA rating:NEMA4)
・国内防爆規格:CML 21JPN31157X
・防爆記号:
   Ex ec [ic Gc] nR IIC T6 Gc
   Ex [ic Dc] tc IIIC T85℃ Dc

※備考:製品が認証された製造工場/施設で組立てられた場合、開かない限り筐体は再認証の必要はありません。

Radio Certifications

FCC(米国) IC(カナダ) CE(欧州) TELEC(日本) RCM(オーストラリア&ニュージーランド)
CRC(コロンビア) NCC&BSMI(台湾) ICASA&NRCS(南アフリカ) SUBTEL(チリ) IMDA(シンガポール)
SIRIM(マレーシア) NRTA(エジプト) IFT&NYCE(メキシコ) BQB(グローバル) CB(グローバル)


・2024年に利用可能:

NBTC(タイ) SDPPI(インドネシア) PTA(パキスタン)

プロセッサー&メモリー

・RAM:1GB DDR3(約700MBのコンテナ用)
・CPU:4コアARM Cortex-A5、最大1.5GHz
・ストレージ:4GB eMMC

Bluetooth

・Bluetooth Low power chip:2x nRF52840
・Version:Bluetooth Low Energy 4.0/4.1/4.2/5.0
・接続数:最大40接続
・周波数帯:2.400~2.483 GHz
・データレート:最大2x2Mbps
・Rx 感度:-105dBm
・Tx 電力:10dBm(日本向け)
・アンテナ:デフォルトは 6dBi オムニディレクショナル。その他のアンテナ要件については、Cassiaにお問い合わせください。

Wi-Fi (802.11 a/b/g/n/ac)

・周波数帯:2.4GHzおよび5GHz ISM帯
・モード:Wi-Fiクライアントまたはホットスポット(設定のみに使用可能)
・Tx 電力: 2.4GHz用12.5~17.5dBm、 5GHz用8.5~15.5dBm
・Rx 感度: 2.4GHzバンド:-96~-71dBm、 5GHzバンド:-91~-71dBm(変調方式によって異なる)
・アンテナ:デフォルトは 6dBiオムニディレクショナル

セキュリティサービス

・TPM (Trusted Platform Module) チップによるセキュリティ
・Bluetooth 4.2セキュリティ規格のサポート
・Bluetooth Secure Simple Pairing (Just Works、Passkey Entry、Legacy OOB、Secure OOB、Numeric Comparison)
・WPA2企業セキュリティ (PEAP-MSCHAPv2、EAP-TLS、EAP-TTLS)
・高度な128ビットAES暗号化
・パスワード保護されたゲートウェイWebコンソールページ
・ゲートウェイとACの通信はTLS 1.2 (MQTT) またはDTLS 1.2 (CAPWAP) に準ずる
・Cassia RESTful APIおよびゲートウェイWebコンソールへのHTTPSアクセスのサポート
・ファームウェアは証明書によって署名され、真正性が保証
・専用のSSL秘密鍵および証明書のインポートオプション

電源インターフェース

・PoE / PoE + IEEE802af / atおよびACまたはDC電源入力のオプション
・基本構成時の消費電力:2.5W

入力接続

・POE / POE +ギガビットイーサネットRJ45またはWeidmuller 8ウェイ有線コネクター
・ACまたはDC電源は、Gigabit Ethernet on RJ45またはDual LCファイバーコネクターでPhoenix 1829167ソケットから供給

出力接続

・外部N型RFコネクターを介してBLEおよびWi-Fi用の3つの電気的に分離された、内部安全性のある外部RF出力
・セルラーバックホールオプションが選択された場合、2つの追加RF出力が提供
 ※内部サージアレスター(避雷器)はオプションです。

ネットワーク接続

・CAT6上の10/100/BASE-Tイーサネット:最大100m
・1000BASE-LXマルチモードファイバー:最大2km、波長1310nm
・1000BASE-LXシングルモードファイバー:最大10km、波長1310nm
・セルラー:4G-LTE、Cat 4またはCat

環境

・稼働時:
  温度:-40℃~+60℃ (-40°F~+140°F)
  湿度:0%~95%、結露しない

・貯蔵および輸送:
  温度:-50℃~+70℃(-58°F~+158°F)

・筐体材質:
  海洋グレードの無銅アルミニウム合金、エポキシ粉体塗装

機械的仕様

・寸法:293mm (H) ×388mm (W) ×220mm (D) / 11.5インチ (H) ×15.2インチ (W) ×8.6インチ (D)
・重量:10 kg / 353 oz

保証

・1年間限定の交換用ハードウェア保証

お問い合わせ/お見積もり

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