※Bourns 社のプレスリリースをマクニカで和訳して記載しています。
超低抵抗・低インダクタンス・5W 定格により、電力損失を抑えながら高精度な電流測定を実現
カリフォルニア州リバーサイド:2026年10月6日、電力、保護およびセンシングソリューション用電子部品の大手メーカーである Bourns 社は、電流検出および電源管理アプリケーション向けに、CRK2725 シリーズ 金属箔ワイド端子電流検出抵抗を発表しました。本シリーズは表面実装タイプで、0.2mΩ ~ 1mΩ の抵抗値と、70℃ における 5W の定格電力を兼ね備えています。これにより設計者は、高電流回路において抵抗器の電力損失や発熱を抑えながら、正確な電流測定を行うことができます。
電流検出抵抗には、測定精度、電力処理能力、熱特性、ならびに PCB 実装面積のバランスが求められます。寄生インダクタンスは高速スイッチング回路において測定誤差の原因となり、熱起電力は動作温度の変化に伴い測定精度へ影響を与える可能性があります。また、シャント抵抗値が高くなるほど、測定経路における I²R 損失も増加します。CRK2725 シリーズは、ワイド端子の金属箔構造を採用し、5nH 未満の低インダクタンス、40µV/℃ 未満の低熱起電力、および -55℃ ~ +170℃ の広い動作温度範囲を実現することで、これらの課題に対応しています。
Bourns の抵抗製品ラインマネージャーである Walter Garcia 氏は次のように述べています。
「高電流電源回路を設計するエンジニアは、電流検出素子によって生じる電気的および熱的な影響を適切に管理する必要があります。CRK2725 シリーズは、最小 0.2mΩ の超低抵抗値に加え、5nH 未満の低インダクタンスと 40µV/℃ 未満の低熱起電力を実現しています。これらの特長により、電力損失、スイッチング動作、および温度変化に起因する誤差を総合的に考慮する必要があるアプリケーションにおいて、高精度な電流測定をサポートします。」
主な特長
- ワイド端子設計による優れた放熱性能:端子を介して効率的に熱を拡散し、高電流回路レイアウトにおける熱管理をサポート
- 低インダクタンス(5nH 未満):スイッチング回路における寄生インダクタンスの影響を低減
- 低熱起電力(40µV/℃ 未満):温度変化に起因する測定誤差の抑制に貢献
- 超低抵抗:0.2mΩ ~ 1mΩ の抵抗値により、電流測定経路での I²R 損失を低減
- RoHS準拠、ハロゲンフリー
主な仕様
| 項目 | CRK2725 シリーズ |
| 定格電力(70℃ 時) | 5W |
| 抵抗値範囲 | 0.2mΩ ~ 1mΩ |
| 動作温度範囲 | -55℃ ~ +170℃ |
| 抵抗温度係数(TCR) | ±100ppm/℃ |
| 抵抗許容差 | ±1%、±5% |
| インダクタンス | 5nH 未満 |
| 熱起電力(Thermal EMF) | 40μV/℃ 未満 |
| 絶縁抵抗 | 100MΩ超 |
| 最大使用電圧 | √(P × R) |
主な用途
- 電流検出
- 電源回路
- ステッピングモータードライブ
- 入力アンプ回路
供給状況
Bourns® CRK2725 シリーズは、現在販売中です。
詳細は、Bourns 社のWebサイトをご覧ください。
関連情報
Bourns® CRK2725 シリーズの詳細情報は、Bourns ページよりご覧ください。
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