※Bourns 社のプレスリリースをマクニカで和訳して記載しています。
シャフト構成と SPST モーメンタリスイッチの選択肢を拡充し、コンパクトな制御インターフェースの設計自由度を向上
カリフォルニア州リバーサイド:2026年8月31日、電力、保護およびセンシングソリューション用電子部品の大手メーカーである Bourns 社は、PEC11S シリーズの 12mm 表面実装型 (SMD) インクリメンタルエンコーダーについて、シャフト長のオプションおよびスイッチ構成のラインアップを拡充したことを発表しました。
この接点式エンコーダーは、2ビットの二相 (Quadrature) 出力を備え、コンパクトなユーザーインターフェース設計において高精度な回転入力制御を実現します。産業機器、民生機器、および通信機器向けの制御インターフェース設計者は、限られた機械的制約の中でも安定した電気特性を維持できる小型入力デバイスを求めています。しかし、利用可能なシャフト長が限られていると、筐体設計の自由度が制約されるだけでなく、機構設計の見直しに伴う工数増加につながる可能性があります。また、回転入力機能とプッシュ入力機能を統合する場合、追加部品の採用や設計上のトレードオフが必要になることも少なくありません。
今回拡充された PEC11S シリーズは、こうした設計上の課題に対応するため、コンパクトな 12mm パッケージの中で複数のシャフト長オプションと、SPST(単極単投)モーメンタリスイッチ一体型構成を提供します。これにより、パネルレイアウトの簡素化や部品選定の効率化を実現します。
Bourns 社 プロダクトラインマネージャーの Javier Navarro 氏は次のように述べています。
「PEC11S シリーズにおけるシャフト長およびスイッチ構成の選択肢を拡充することで、エンジニアは安定した電気的性能を維持しながら、機構レイアウト要件に適合するためのさらなる設計自由度を得ることができます。」
主な特長
- プッシュスイッチオプション(標準搭載):回転入力と押し込み入力を 1つのデバイスで実現するモーメンタリスイッチを内蔵
- コンパクトかつ堅牢な設計:スペースに制約のある用途に適した小型フォームファクターと高耐久構造
- 高い信頼性:規定寿命期間を通じて安定した電気的・機械的性能を維持
- 金属製ブッシングおよびシャフト:機械的強度と長期耐久性を高める強化構造
- 表面実装 (SMD) タイプ:リフローはんだ付け工程による自動基板実装に対応
電機的特性
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項目 |
仕様 |
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出力 |
2ビット二相 (Quadrature) コード |
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接触抵抗 |
最大 3Ω |
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接点定格 |
5VDC 時 10mA |
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絶縁抵抗 |
250VDC 印加時 100MΩ |
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耐電圧 |
最小 300VAC(海抜 0m 条件) |
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電気的回転範囲 |
連続回転 |
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動作速度 |
最大 60rpm |
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動作温度範囲 |
-40℃ ~ +70℃ |
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回転寿命 |
最低 15,000サイクル |
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スイッチ寿命 |
最低 20,000サイクル |
主な用途
- AV機器(オーディオ・ビジュアル機器):音量調整、バランス調整、メニュー操作などの入力機能をサポート
- 民生用電気機器:コンパクトなユーザーインターフェースの制御機能を実現
- ラジオ機器:インクリメンタル回転によるチューニング操作に対応
- 電子楽器:パラメーターのリアルタイム制御をサポート
- 通信機器:各種設定の選択および調整用インターフェースとして使用可能
供給状況
Bourns® PEC11S シリーズ インクリメンタルエンコーダーの拡充製品は、現在販売中です。
詳細は、Bourns 社のWebサイトをご覧ください。
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