※Bourns 社のプレスリリースをマクニカで和訳して記載しています。
IoT、LTE、GNSS、5G 向けに最適化した 9種類の LTCC ローパスフィルターを提供、-40℃ ~ +85℃ で安定動作
カリフォルニア州リバーサイド:2026年7月30日、電力、保護およびセンシングソリューション用電子部品の大手メーカーである Bourns 社は、無線通信設計における小型化要求と周波数選択型フィルタリングニーズに対応する 9種類の LTCC(低温同時焼成セラミックス)ローパスフィルター、FLP1004N089D4、FLP1606N078D6、FLP1606N355D6、FLP1608N250D6、FLP2009N025D8、FLP2009N086D8、FLP2009N091D8、FLP2009N092D8 および FLP2009N141L3 を発表しました。LTCC 多層セラミック構造を採用した FLP シリーズは、受動部品を小型のモノリシックコンポーネントに集積しており、DC ~ 3800MHz までの動作周波数範囲に対応するとともに、-40℃ ~ +85℃ の温度範囲で安定した動作を実現します。
無線通信機器は対応する周波数帯や用途環境の多様化が進んでおり、設計者はフィルター性能を維持しながら回路の小型化を図るという課題に直面しています。複数の受動部品を単一の LTCC 構造に統合することで、RF 回路レイアウトを簡素化しつつ、基板占有面積を最小限に抑えることが可能になります。FLP シリーズは、サブ GHz 帯の IoT 機器、LTE インフラおよび端末、GNSS アプリケーション、さらには 5G システムに対応する複数のパッケージサイズと周波数帯域を提供することで、こうした要求に応えます。また、そのコンパクトなモノリシック構造は、さまざまな環境条件下で動作するマイクロエレクトロニクス無線通信機器向けに、高い信頼性を備えたソリューションを提供します。
Bourns のプロダクトラインマネージャーである Edward Liu 氏は次のように述べています。
「無線通信機器の設計者は、PCB 実装面積を最小限に抑えながら、特定の周波数帯域に対応できるフィルター部品を必要とすることが少なくありません。FLP シリーズは、LTCC 多層構造と DC ~ 3800MHz の広い周波数カバレッジを組み合わせることで、IoT、LTE、GNSS、5G アプリケーション向けに多様なフィルターオプションを提供します。また、小型パッケージを維持しながら、-40℃ ~ +85℃ の広い温度範囲での動作にも対応しています。」
主な特長
- LTCC(低温同時焼成セラミックス)多層セラミック構造:受動部品を単一のモノリシック構造に集積し、部品点数の削減と基板実装面積の縮小に貢献
- 複数のパッケージサイズによるコンパクトなフォームファクター:限られた実装スペースが求められる無線通信機器の設計に最適
- DC ~ 3800MHz の動作周波数範囲:モデルごとに最適化されたフィルター特性により、さまざまな無線通信周波数帯に対応
- RoHS 準拠:世界各国の環境規制に適合
電機的特性
|
型番 |
サイズ (mm) |
周波数範囲 (MHz) |
最大挿入損失(+25℃時) |
動作温度範囲 |
|
FLP1004N089D4 |
1.0 x 0.5 x 0.4 |
824MHz ~ 960MHz |
0.70 dB |
−40℃ ~ +85℃ |
|
FLP1606N078D6 |
1.6 x 0.8 x 0.6 |
600MHz ~ 960MHz |
0.60dB ~ 0.70 dB |
−40℃ ~ +85℃ |
|
FLP1606N355D6 |
1.6 x 0.8 x 0.6 |
3300MHz ~ 3800MHz |
0.60dB |
−40℃~+85℃ |
|
FLP1608N250D6 |
1.6 x 0.8 x 0.6 |
2300MHz ~ 2700MHz |
0.55dB |
−40℃~+85℃ |
|
FLP2009N025D8 |
2.0 x 1.25 x 0.95 |
DC ~ 500MHz |
0.70dB |
−40℃~+85℃ |
|
FLP2009N086D8 |
2.0 x 1.25 x 0.95 |
858MHz ~ 878MHz |
0.50dB |
−40℃~+85℃ |
|
FLP2009N091D8 |
2.0 x 1.25 x 0.95 |
863MHz ~ 960MHz |
0.70dB |
−40℃~+85℃ |
|
FLP2009N092D8 |
2.0 x 1.25 x 0.95 |
902MHz ~ 928MHz |
0.60dB |
−40℃~+85℃ |
|
FLP2009N141L3 |
2.0 x 1.25 x 0.9 |
800MHz ~ 2025MHz |
0.50dB ~ 1.50 dB |
−40℃~+85℃ |
主な用途
- IoT機器 (FLP1004N089D4、FLP1606N078D6、FLP2009N086D8、FLP2009N092D8、FLP2009N091D8、FLP2009N025D8、FLP2009N141L3):小型のコネクテッドデバイスにおける無線接続および通信機能をサポート
- GNSS アプリケーション (FLP2009N141L3):衛星測位およびナビゲーション受信機向けのフィルタリング機能を提供
- 5G システム (FLP1606N355D6):3300MHz ~ 3800MHz の 5G周波数帯におけるフィルタリング要件に対応
- LTE インフラ機器および端末 (FLP1608N250D6):LTEネットワーク機器および無線通信デバイス向けに設計
供給状況
FLP1004N089D4、FLP1606N078D6、FLP1606N355D6、FLP1608N250D6、FLP2009N025D8、FLP2009N086D8、FLP2009N091D8、FLP2009N092D8 および FLP2009N141L3 は、現在販売中です。
詳細は、Bourns 社のWebサイトをご覧ください。
製品ページ
FLP1004N089D4、FLP1606N078D6、FLP1606N355D6、FLP1608N250D6、FLP2009N025D8、FLP2009N086D8、FLP2009N091D8、FLP2009N092D8 および FLP2009N141L3 の詳細情報は、Bourns ページよりご覧ください。
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